誰よりも狙われた男 A Most Wanted Man (2014)
今年亡くなったフィリップ・シーモア・ホフマンの(おそらく)最後の主演映画『誰よりも狙われた男』”A Most Wanted Man”を羽田行きキャセイ機内で鑑賞。エンドクレジットで”Loving Memory of Phillip Saymour Hoffman”と出て切なくなった。抜群の演技派俳優さんだったので惜しい。
(以下、ちとネタバレあり)
ドイツ、ハンブルグで密入国したイスラム過激派イッサを追うテロ対策チームのバッハマン(ホフマン)。イッサを泳がせながら行動を監視し、テロ資金源を突き止めようとするが、アメリカの横槍などで捜査は思うように進まなくなる。
映画の出来はすこぶる良くて、最近では『裏切りのサーカス』(←しかしなんという邦題だろう。ピエロでも出てくる映画みたいやな・ 苦笑)と同じくらいレベルの高いスパイ・サスペンスものだった。それもそのはず、エンドタイトルで原作者が同じジョン・ル・カレとわかり納得したのだった。
冒頭、ドイツ諜報機関の失敗云々と出て何のことやろ?と思いながら見たが、ああ、これは「骨折り損のくたびれ儲け」みたいなことやったんやな、と見終わってしんどくなった。映画自体も集中して見なければわからなくなるという、とても緊張を強いられるものだから余計脱力したな。主役のホフマンが”FxxK”と叫びたくなる気持ちがよくわかったよ(笑)
これはドイツの話なんだけど、全部英語なものだから、時々どこが舞台か忘れてしまうのも困りもの。主役のホフマンはじめ、ドイツ人役のウィリアム・デフォーなども片言っぽく話すのだが、やっぱり英語は英語だからね。だからなのか、アメリカ人のロビン・ライトの話す英語の早いこと。
うーむこれは、あんまし、デートで観に行く映画とは言えないね。アホな子と行くと、あれ誰?これなに?と聞かれそうだわな。これは俳優の西島秀俊の男の結婚条件の一つ「映画鑑賞についてこない」に該当する映画と言えますな(笑)

