「テッド」"TED" マーク・ウォルバーグ+セス・マクファーレン+ミラ・キュニス
先日東京行キャセイ便で、映画「テッド」"TED"を観た。
香港でも公開(2012年9月27日)されていたのだが、ぼくは観に行かなかった。ポスターを見ると主演のマーク・ウォルバーグとかわいいテディ・ベアがトイレで連れションしてる。なんというか、その辺のコメディだと思ったからである。あるいは、ビーバーのぬいぐるみと男(メル・ギブソン)の話「それでも愛してる」"The Beaver"のトラウマ(コメディに見せかけて実はシリアスな映画だった)があったからかも。
だが、このコメディ映画は、なんとも下品だが、出来の良い、アメリカの35歳以上のオタク男子の好きそうな作品だったのだ(笑)。
友達同士でいじめられてる子にもいじめられる男の子ジョン。彼には友達がいなかった。8歳の時にクリスマスプレゼントでもらったテディベアのぬいぐるみ。夜一緒に寝るとき「本当に話せたらいいのに…」と語りかけたところ、次の朝、ぬいぐるみのTEDは話しだす。それ以来27年もの間、ジョン(マーク・ウォルバーグ)とTED(セス・マクファーレン)は親友として一緒に暮らす。やがてジョンにはウツクしい彼女が出来る。ローリー(ミラ・キュニス)は「TEDと離れられない?」と聞くが、ジョンは「それは無理」と突っぱねる。だが、やがて3人の生活もうまくいかなくなってしまう…。
別々の寝室でも、雷が鳴ると怖がって35歳のジョンとローリーのベッドへ転がり込み卑猥な歌を歌うTED。大人になってからは(TEDも一緒に成長しているので)このぬいぐるみは、水タバコを吸い、ビールを飲み、マリワナもやり、女も抱く不良と化しているのが可笑しい。
親友同士の二人は、どこへ行くにも一緒。彼らのお気に入りのヒーローが「フラッシュ・ゴードン」というのがまた笑わせる。1980年製作の「フラッシュ・ゴードン」は「スター・ウォーズ」の大ヒットの後鳴り物入りで映画化された(だって、ディノ・デ・ラウレンティス製作だもん・笑)コミックを原作とした作品。まぁ、正直大味な映画で、60点の大作といえるが(クィーンの主題歌はよかった)、その主役フラッシュを演じたサム・ジョーンズと会う場面も大笑いさせてくれるのだ。
余談だが、当時「フラッシュ・ゴードン」のパロディで「フレッシュ・ゴードン」というのがあった。これはれっきとしたポルノで「こっちの方が出来が良い」と真面目に論評している友人がいたっけ(笑)
彼女役のミラ・キュニス(「ブラック・スワン」)は、2012年の"最もセクスィーな女性”にアメリカの雑誌Esquireで選ばれたほどの美女。アメリカのおたくは彼女を見るだけで満足したんじゃなかろうか(俺も含む)。
タイトル・バックの"Everyone Needs A Best Friend"のジャジーな歌声が誰だろう?と思ったら、ノラ・ジョーンズ。後半、本物が登場して「TEDと寝た」というからこれも笑わせる。
セス・マクファーレン監督(TEDの声も)の作品は初めてだが、セス・ローゲンに声が似てて、作風もなんか似てる。現代のアメリカン・コメディは、こういった中年の男が笑って見れる映画がよく作られるように思う。日本でもいつまでたっても少年ジャンプを読むオトナが多いのと一緒なのかも知れないね。
前半は、音楽も含め、まるで60年代のホームコメディ。後半は、オタク男子の好きなものいっぱい(下品な言葉も含め)のコメディ。ラストでちょっとほろっとさせ、見終わったらいい気分で帰れる映画である。デートには、うーん、向かないかも知れないが、こんな映画を一緒に観てくれる女子は「素敵だ」とおっさんのぼくは思うのでした。てなことで。
日本では、2013年1月18日より公開。
"TED" (2012)
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スカイフォールをみたあとは、Tedで決まりですかね。
この映画を見そこねたのでDVD先に買ってしまいます。映画館に行けないときは、家でできのいいコメディを見るとホッとする感じです。あと、機内画面で見れば十分という映画も多々ありますし。
キャセイは好きなエアラインで、たまに乗ると映画三昧しています。同社は短距離利用が多いのでそんなにたくさん観られませんがまあ守備範囲が広いのはシンガポールエアと同様に、アジアでは使い勝手が良い感じがします。
最近収益好調な某日系も使いますが、映画ラインナップが弱いのとミュージックの趣味が優等生過ぎる気がします。悪いとは思いませんが。。
投稿: honoruru | 2012-12-06 07:52
>honoruruさん
こんにちは。TEDはなかなか楽しめるコメディでしたよ。特に中年以上の映画オタクには(笑)
アジアのエアラインでは、キャセイとシンガポール航空が、映画も音楽もラインナップがすんばらすぃーと思います。担当者が「わかってる」感じがします。ああいうのがプロの仕事なんじゃないでしょうか。日系は(おそらく)担当者が映画評論家や配給会社まかせにしてるんでしょう。自分たちでセレクトしてる気概が感じられません。そういう理由でエアラインをチョイスする人も多いと思うんですけどね。
投稿: nobuyasu | 2012-12-06 18:03