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2012年3月

2012-03-20

2012亞洲電影大獎 6th Asian Film Awards Winners 第6回アジア映画大賞・結果

昨夜(2012年3月19日)行われた、第六屆亞洲電影大獎 "6th Asian Film Awards" (第6回アジア映画大賞・2012)の結果は以下の通り。

アカデミー賞外国映画賞を含む、数々の賞を受賞しているイラン映画「別離/A Separation」がここでも、作品賞はじめ4部門を受賞した。

第六屆亞洲電影大獎 6th Asian Film Awards Winners

Odoru2003124

作品賞 Best Film 「別離/A Separation」(イラン)

監督賞 Best Director アスガル・ファルハーディー 「別離/A Separation」(イラン)

主演男優賞 Best Actor  Donny Damara  「Lovely Man」(インドネシア)

主演女優賞 Best Actress  葉嫻/ディニー・イップ 「桃姐/ A Simple Life」(香港)

新人賞 Best Newcomer 倪妮/Ni Ni 「金陵十三釵/The Flowers of War」(中国)

助演男優賞 Best Supporting Actor  柯宇綸/Lawrence Ko 「翻滾吧!阿信/Jump! Ashin」(台湾)

助演女優賞 Best Supporting Actress  Shamaine Buencamino  「Nino」(フィリピン)

脚本賞 Best Screenwriter  アスガル・ファルハーディー 「別離/A Separation」(イラン)

撮影賞 Best Cinematographer  Jake Pollock, Lai Yiu-fai  「捜査官X/Wu Xia」(香港/中国)

美術賞 Best Production Designer Yee Chung-man, Sun Li  「捜査官X/Wu Xia」(香港/中国)

作曲賞 Best Composer  Chan Kwong-wing, Peter Kam, Chatchal Pongprapaphan  「捜査官X/Wu Xia」(香港/中国)

編集賞 Best Editor  Hayedeh Safiyari 「別離/A Separation」(イラン) 

特殊効果賞 Best Visual Effects  Wook Kim, Josh Cole, Frankie Chung  「龍門飛甲/Flying Swords of Dragon Gate」(中国/香港)

衣装デザイン賞 Best Costume Designer  Yee Chung-man, Lai Hsuan-wu  「龍門飛甲/Flying Swords of Dragon Gate」(中国/香港)

香港題名「武侠/Wu Xia」(邦題「捜査官X」)が3部門受賞と検討。
作品賞の「別離/A Separation」は香港で今上映中なので、タイミングの良い受賞である(香港題名「伊朗式分居(イラン式別居)」)。

日本勢は無冠に終わって、残念ではありました(→ ノミネート・リスト)。

生涯功労賞(Lifetime Achievement Awards)を受賞したアン・ホイ監督。香港で長年活躍している中国人の父と、日本人の母を持つ女性監督である。

主演男優賞のDonny Damaraは、おかまの役で、亞洲電影大獎の番宣で見たが、強く印象に残ったので、(なんとなくだが)受賞も納得がいく。

昨夜、香港の娯楽新聞報道では、主演女優賞の葉嫻/ディニー・イップのインタビューが流れていた。来月の香港映画大賞でも主演女優賞の本命である。作品の「桃姐/ A Simple Life」も名作と評価が高い。

日本から、Gacktが来ていたみたいでちらっと出ていたな。オダギリジョーと香里奈も来てたようだ。授賞式のTV放送は今夜なので、確認してみよう。

てなことで。

オフィシャルHP → 6th Asian Film Awards Winners

第六屆亞洲電影大獎 6th Asian Film Awards (2012)

20-Mar-12-Tue by nobu

2012-03-19

2012亞洲電影大獎 6th Asian Film Awards Nominations 第6回アジア映画大賞・ノミネート


香港時間の本日(2012年3月19日)授賞式が行われる、2012亞洲電影大獎"6th Asian Film Awards"(第6回アジア映画大賞)だが、日本からのノミネート作品を紹介しておこう。

【作品賞】
「一枚のハガキ」(日本)
「別離/A Separation」(イラン)
「金陵十三釵/The Flowers of War」(中国)
「龍門飛甲/Flying Swords of Dragon Gate」(中国/香港)
「賽德克‧巴萊/Warriors of the Rainbow: Seediq Bale」(台湾)
「You Don't Get Life a Second Time」(インド)

【監督賞】
園子温 「恋の罪」(日本)
徐克/ツイ・ハーク 「龍門飛甲/Flying Swords of Dragon Gate」(中国/香港)
張藝謀/チャン・イーモウ 「金陵十三釵/The Flowers of War」(中国)
アスガル・ファルハーディー 「別離/A Separation」(イラン)
魏德聖/Wei Te-Sheng 「賽德克‧巴萊/Warriors of the Rainbow: Seediq Bale」(台湾)
Teddy Soeriaatmadja  「Lovely Man」(インドネシア)

【主演男優賞】
役所広司 「わが母の記」(日本)
陳坤/チェン・クン 「龍門飛甲/Flying Swords of Dragon Gate」(中国/香港)
劉德華/アンディ・ラウ 「桃姐/ A Simple Life」(香港)
Donny Damara  「Lovely Man」(インドネシア)
パク・ヘイル  「War of the Arrows」(韓国)

【助演女優賞】
満島ひかり 「一命」(日本)
桂綸鎂/グイ・ルンメイ 「
龍門飛甲/Flying Swods of Dragon Gate」(中国/香港)
閆妮/ヤン・二  「11 Flowers」(中国/フランス)

Cris Horwang  「Headshot」(タイ)
Shamaine Buencamino  「Nino」(フィリピン)

【新人賞】
前田旺志郎(まえだまえだ) 「奇跡」(日本)
Ko Chen-tung  「You are the Apple of My Eye」(台湾)
Eric Lin Hui-min  「Starry Starry Night」(台湾)
倪妮/Ni Ni 「金陵十三釵/The Flowers of War」(中国)
Gita Novalista 「The Mirror Never Lies」(インドネシア)

【脚本賞】
新藤兼人 「一枚のハガキ」(日本)
アスガル・ファルハーディー 「別離」(イラン)
Liu Heng, Yan Geling  「金陵十三釵/The Flowers of War」(中国)
アラン・マック、フェリックス・チョン「
竊聽風雲2/Overhead 2」(香港)
Chris Martinez 「The Woman in the Septic Tank」(フィリピン)

【作曲賞】
坂本龍一「一命」(日本)
Chan Kwong-wing, Peter Kam 「捜査官X」(中国/香港)
Chen Qigang
「金陵十三釵/The Flowers of War」(中国)
Ricky Ho 「賽德克‧巴萊/Warriors of the Rainbow: Seediq Bale」(台湾)
Rahat Rateh Ali Khan, A R Rahman, Neeraj Shriddhar 「Rockstar」(インド)

【特殊効果賞】
神谷誠 「GANTZ」(日本)
Wook Kim, Josh Cole, Frankie Chung 「龍門飛甲/Flying Swords of Dragon Gate」(中国/香港)
Yung Kwok-Yin, Andy Kang  「捜査官X」(中国/香港)

Ritesh Aggarwal 「Ra.One」(インド)
Xiao Yang, Chang Song, A Law 「Starry Starry Night」(台湾)

【衣装デザイン賞】
天野恭子、江村耕市 「ミロクローゼ」(日本)
William Chang Suk-ping   
 「金陵十三釵/The Flowers of War」(中国)
Yee Chung-man
「龍門飛甲/Flying Swords of Dragon Gate」(中国/香港)
Mok Kwan-kit, Wong Ming-ha  「鴻門宴/White Vengence」
(中国)
Noppadoi Techo  「The Outrage」(タイ)

今年は、「龍門飛甲/Flying Swords of Dragon Gate」(中国/香港)が7部門でノミネート。「賽德克‧巴萊/Warriors of the Rainbow: Seediq Bale」(台湾)と「金陵十三釵/The Flowers of War」(中国)が6部門で追っているという展開。
国別では、日本が7作品でノミネートされており、中国が5作品、香港と台湾が4作品となっている。

さあ、果たして結果はどうなりますか?”まえだまえだ”頑張れ!(笑)

オフィシャルHP → 6th Asian Film Awards

んで、気になる結果は → ココ

【関連記事】
「龍門飛甲/Flying Swords of Dragon Gate」(中国/香港)
「捜査官X」(原題:武侠/Wu Xia)(中国/香港) 

2012亞洲電影大獎 6th Asian Film Awards Nominations

2012-03-16

「裏切りのサーカス」「寒い国から帰ったスパイ」二本立て Tinker Tailor Soldier Spy & The Spy who Came in from the Cold

Odoru 1603124

ニューヨークからの帰路、キャセイ機内で渋〜いスパイ映画の二本立てを観た。「裏切りのサーカス」"Tinker Tailer Soldier Spy" と「寒い国から帰ったスパイ」"The Spy who Came in from the Cold" である。

どちらもジョン・ル・カレ原作の冷戦時代のエスピオナージもので、その両方にジョージ・スマイリーが登場する。この2本を機内映画にラインナップしたキャセイの担当者はエラい!ホメてやりたいくらいだ。JALもANAもこのくらいのチョイスは出来ないものか。見習ってほしいぞ(笑)

「裏切りのサーカス」は香港でも2012年3月15日から公開で、ぼくがNY行った時にはまだ公開されてなかった(日本では2012年4月21日公開)。英国アカデミー賞で、最優秀英国映画作品賞と脚色賞を受賞したのをTVで見ていたので、期待していたが、これは期待以上に超渋い名品だったのだ。

1973年、東西冷戦下の英国諜報部〈サーカス〉で、策略により引退させられた老スパイ ジョージ・スマイリーが、とある極秘任務のために呼び戻される。それは長年に渡りサーカス内に潜んでいる〈もぐら〉と呼ばれるソ連の二重スパイを捜すこと。標的は組織幹部の4人。彼らはそれぞれ、ティンカー(鍵掛け屋)、テイラー(仕立て屋)、ソルジャー(兵士)、プアマン(貧乏人)と名付けられた。やがてスマイリーが見いだす裏切者は一体誰なのか?

まずタイトルバックがスタイリッシュでかっこいい。全編通して冷たい風が吹いているかのようなクールな映像。その中で繰り広げられるサスペンス。これは大人が観に行くべき映画。スパイ映画でも、007のような派手なアクションはない。推理小説のように、一つずつ積み上げて行く過程にその面白さがあるのである。

出演者のアンサンブルが見事だ。今年のオスカー・ノミネートとなったゲイリー・オールドマン始め、ジョン・ハート、コリン・ファース、トビー・エイスタハース、トビー・ジョーンズ、キーラン・ハインズ、マーク・ストロング、トム・ハーディなど。コリン・ファースなどは、去年「英国王のスピーチ」で主演男優賞とったのに、この映画では主演ではないのがまた渋いねぇ。

監督のトーマス・アルフレッドソンは、スウェーデンの監督で「ぼくのエリ 200歳の少女」で脚光を浴びた人。この才能は今後注目だな。
脚色のピーター・ストローハンは、英国アカデミー賞を受賞した時、「この賞は妻のものです」と泣きながら(感動的な)スピーチをした。奥さんのブリジット・オコーナーは、この作品を共同で脚色した人。昨年病気で亡くなったのだ。映画が終わってすぐ「ブリジット・オコーナーに捧ぐ(For Bridget O'conner)」と出るのはそのためである。

それにしても、邦題はなんで「裏切りのサーカス」なんだろうね。原作も「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」 で日本でも出版されてるのでそれの方が感じが出てよかったのに、と思うけど。
「裏切りのサーカス」なんて、ピエロやオートバイに乗った熊でも出てきそうで、 スパイ映画とは誰も思わんだろうに(笑)

Odoru 1603125

そして、「寒い国から帰ったスパイ」である。

「裏切りのサーカス」を見終わった時に、「昔、まだガキだったころにTVで観た『寒い国から帰ったスパイ』に雰囲気が似てるなぁ」と思っていたのだが、機内エンタテインメントの映画メニューを眺めていてビツクリ、”The Spy who Came in from the Cold" と書いてあるではないか!うれしくなり、そのまま鑑賞と相成ったわけである。

冷戦下のドイツ。イギリスの諜報員がベルリンの壁検問所の前で射殺される。ベルリン主任のリーマス(リチャード・バートン)はクビとなり、ロンドンの小さな図書館で働き始める。そこで知り合った女性ナン(クレア・ブレーム)と愛し合うが、酒浸りでトラブルを起こし警察のやっかいになってしまう。そんな彼にまたイギリス諜報部からお呼びがかかり、東ドイツへの潜入を命じられるのだが…

これもまた二重スパイを扱ったものである。この映画が製作された1965年当時は、まだ冷戦まっただ中で、このモノクロ作品はリアルなものとして受け取られていただろう。ガキの頃見たと書いたが、面白くなかったのは当たり前で、スパイものといっても前半は墜ちて行く男と、共産党員のワケあり女の話が続き、後半も裁判のシーンが長かったりする。だが、前半のそれも全部伏線だとわかる後半のサスペンスの面白さはガキにはわかるとは思えない。特にラストシーンは哀愁もあり印象に残るものだった。マーティン・リット監督の演出がいい。

ジョージ・スマイリーは本作品では脇役である。主人公のリーマスを監視、調査しつづけている諜報部員だ。メガネに髭と、キャラクターは変わっていない。この人が後年、サーカス内部のもぐらを捜すのかと思いながら見ると余計に面白さが増す。

チャップリンの「ライムライト」に出ていたクレア・ブレームが出ていたのを忘れていた。リチャード・バートンは、この映画でオスカーにノミネートされた。ジョン・ル・カレ原作ものは主役が高い評価をウケますな(笑)

両作品を観て、国という大きな尺度で見ると、一個人など石ころに過ぎないのかも知れないなと思った。危険な任務でも、スパイはその存在そのものが「なかったこと」になってしまうという恐ろしさがある。国際政治の裏側では表ざたにならない怖い話がいっぱいあるのだろう。本当のスパイもののテイストは、こんなにも恐ろしく冷たいものなのである。

てなことで。

Tinker, Tailor, Soldier, Spy (2011)

Directed by Tomas Alfredson
127 minutes

The Spy who Came in from the Cold (1965)

Directed by Martin Ritt
112 minutes

16-Mar-12-Fri by nobu

(日本ではDVD出てないんやな「寒い国から帰ったスパイ」)

B001K3GAOQ The Spy Who Came in From the Cold
Martin Ritt
Paramount  2011-06-15

by G-Tools
B001EOQCJE Spy Who Came in from the Cold (The Criterion Collection)
Criterion Collection  2008-11-25

by G-Tools

 

2012-03-06

「アーティスト」 The Artist ジャン・デュジャルダン / ベレニス・ベジョ

Odoru 0603128

本年度(2012年)アカデミー賞最優秀作品賞受賞の映画「アーティスト」"The Artist" である。

観る前から予感はあったが、想像通り「愛すべき見事な傑作!」だった。これは映画ファンにはたまらない作品だ。

ぼくは既に、ニューヨークで1度、香港へ帰ってからもう1度観た。ニューヨークでは、アカデミー賞授賞式の行われる当日(2月26日)の午後に観て、「作品賞はコレで決まりやな」と確信を持った。観た人の多くが、(おそらく)この映画に賞をあげたい!という気分になるだろう。そんな映画だ。

モノクロ、サイレント、画面サイズはスタンダードである。デジタル上映のシネコンで、こんな古臭いタイプの映画が受け入れられていることがまず嬉しい。

1927年、ジョージ・ヴァレンタインはサイレント映画の大スターだった。だが、トーキー映画の出現によって、彼のキャリアは終わりを告げる。エキストラをやっていた若い女優ペピィ・ミラーは、新しいトーキー映画のスターとなる。引き潮のような人生を送るかつての大スターと、上げ潮の若き女優。男はプライドを大事にしすぎ、女はそんな男を助けようとする。その二人の織りなすドラマは、せつなくそして感動的だ。

セリフのない映画で、こんなに泣かされるとは思わなかった。正確には「泣き笑い」と云った方がいい(特に犬のアギーの演技に泣かされたよ)。
2度目に香港で一緒に観た中2の娘も、「こんなに深い映画とは思わなかった」と生意気なことを云った。

古臭いと書いたが、カメラワークは往年の映画のテクニックを多用しながら、とても凝ったものである。二人が再会する階段のシーンなど、とてもイイ場面だ。
音の工夫も随所にあり、サイレントならでは工夫もされているのが面白い。

セリフを喋らないので、感情表現は音楽によってなされる。またこの音楽がいいのだ。アカデミー賞作曲賞はじめ各映画賞を総なめにした、ルドヴィック・ブールスの情感あふれる音楽は、サントラ盤を聴くだけで、(おっさんの心も)ちとキュンとなるほど(笑)。

ぼくが香港で買ったサントラ盤は、DVDもついていて、メイキングと音楽の録音風景が収録されている。ブールスは「20〜30年代の映画音楽を研究した」と語り、参考にした作曲家の中にバーナード・ハーマンも入っていたのを知り、劇中流れる音楽の一部がハーマンのそれと酷似していることに納得がいった。

オスカーはじめ主演男優賞を総なめにしたジャン・デュジャルダンは、フランス人だが、笑うとアイリッシュ・スマイルのジーン・ケリーを思い出させる。その辺りもアメリカ人のハートをがっちり掴んだ原因かも知れない。

ペピィ・ミラー役のベレニス・ベジョは、本当にキュートな女優さんで、この役に合っている。一途にヴァレンタインを想う気持ちは、へたすればストーカーだが(笑)、あそこまで想われれば男は嬉しいはず。”白馬に乗った王子様”を待ちわびてるような、世間知らずなお嬢さんじゃないところがいい。

共演の、ジョン・グッドマン、ジェームズ・クロムウェルといったベテランもいい味を出している。ロディ・マクドウェルの出演も嬉しかった。

映画愛にあふれる監督のミシェル・アザナヴィシウスは、アカデミー賞受賞式の最後に、「ビリー・ワイルダーへ感謝します!(I Want to Thank, Billy Wilder!)」と3回連呼した。ぼくはその時、劇中に「アパートの鍵貸します」のとあるアイデアがあったのを思い出し、にやりとした。できれば、この監督で、この映画の続きのミュージカル映画を〈トーキー〉で観てみたい(笑)。

ラストのタップダンスは、往年のミュージカル映画さながら、殆どワンカットで撮影しており、ファンの心を踊らせる(ここだけタップの音が出る)。最後の最後に〈オチ〉もあって完璧な終わり方だ。

日本では2012年4月7日から公開。期待して劇場に行っていいと思う。存分に楽しめる人生讃歌。見逃すべからず!

The Artist (2011)

Director : Michel Hazanavicius
Cast : Jean Dujardin, Bérénice Bejo
Duration : 100 mins

06-Mar-12-Tue by nobu

B005LL4U54 Artist
Soundtrack
Sony Classics  2012-01-17

by G-Tools

2012-03-02

第84回アカデミー賞授賞式 2012 The 84th Annual Academy Awards

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てなことで、ニューヨーク出張で第84回アカデミー賞授賞式(The 84th Annual Academy Awards 2012)のTVを楽しんで、香港へ戻って来ました。

2012年2月26日(日)夕方4時半(東部時間)から始まったOTRC(On The Red Carpet)。セレブがどんな衣装で来るのか、興味津々だ。ここは、女優さんがドレスのブランド名を云う宣伝みたいなもんやね(笑)

そして7時から本番が始まる。今年は司会がビリー・クリスタルだったから安心して見ていられた。8年振り9回目の司会。去年、名司会者だったボブ・ホープを紹介するために出演した際に、”Where am I?”と言って笑いをとっていたのを思い出した。

モーガン・フリーマンが開会を宣言して、大スクリーンにビリー・クリスタルが映る。「アーティスト」「ファミリー・ツリー 」「マネーボール」「ヘルプ 心がつなぐストーリー」「ミッドナイト・イン・パリ」などのパロディがつづく。

ジョージ・クルーニーは、病室のクリスタルとキスをする。パリで馬車が来たら、中にジャスティン・ビーバーと(クリスタルが扮装した)サミー・デイビス・JRが乗ってて、18歳のジャスティンを「若いときのシナトラみてえだ」とか話して笑わせてくれる。

そしてクリスタルの出番だ。「ココ、倒産手続中の会社の(コダックのこと)シアターからお送りします」と一発かまし、「景気が悪い今、大金持ちが大金持ちに金の像を渡すショーです」なんてシニカルなジョークで笑わせる。

得意の歌で候補作(9本)を繋ぐのも久しぶり。ほんとに「帰って来た」って感じで嬉しかったね。けど、ちょっと老けたなぁ(苦笑)

Odoru0203124

今年は記憶だけで書いてくが(いつもそうだが・笑)、ニューヨークで次の日も、また次の日も朝のニュースで話題になり、みんながマネしてたのが、脚色賞のプレゼンター、アンジェリーナ・ジョリーのスリットから右足を出した立ち姿。abcの朝の女性司会者は、このポーズを決めて「カモン、ブラット・ピット。コール・ミー!」とか言うし(笑)。今年のアカデミー賞の話題独占であった。

あと、「ブライドメイド」の面々が、「スコセッシ!」と言って酒を飲むのも大笑い。これは、先日あったSAG(全米俳優組合)授賞式で、彼女たちが「乾杯!」の代わりに言ってウケてたネタ。それをスコセッシ本人の前でやったのだからたまらない。よくやった!とホメてやりたくなったよ。スコセッシ!

助演男優賞のクリストファー・プラマー(「人生はビギナーズ」)と、助演女優賞のオクタビア・スペンサー(「ヘルプ 心がつなぐストーリー」)は、ゴールデングローブ賞以来総なめだったね。プラマーは、「私は82歳だけど、2歳年上の君はどこにいたの?」とオスカーに話しかけてるし(笑)。

主演女優賞は、メリル・ストリープ(「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」)へ。「全米の半分の人が、また彼女かよ、と思ってると思うわ。でもいいの」と。そして「古くからの友人、新しい友人に感謝します」と語った。

今年2月19日のロサンゼルス・タイムスに「アカデミー賞投票者は94%が白人、77%が男性。平均年齢は62歳」という記事が載った(→ココ )。ぼくは、昔からアカデミー賞は保守的だと思っていたが、この記事を読んで納得がいった。ストリープが「古くからの友人」に感謝したのはそういう意味だったのかも。

主演男優賞は、ジャン・デュダルジャン(「アーティスト」)が受賞。フランス人なので一言目はこうだ"I Love Your Country"。そして「(この映画の)主役のジョージ・バレンタインならこう言ったでしょう。なんたらかんたらー!」とフランス語で叫ぶ。

監督賞、作品賞は、予想通り「アーティスト」へ。ミシェル・アザナビシウス監督は、「犬のアギーに感謝する」と話し、ショーの最後に"I want to thank Billy Wilder! I want to thank Billy Wilder! I want to thank Billy Wilder!"とワイルダー3連発!(爆)

今回もジョージ・クルーニーは主演男優賞をもらえないまま終わってしまった。ヴィオラ・デイビス(ヴァイオラと発音してた)とメリル・ストリープは接戦だったとabcニュースは伝えた。

個人的には、「ミッドナイト・イン・パリ」のウディ・アレンのオリジナル脚本賞が嬉しかったな。

アメリカabcでは、アカデミー賞の中継後に、ジミー・キンメル・ライヴの、オスカー・スペシャルがあった。

オープニングが笑わせた。アカデミー賞会場の裏口から出て来るビリー・クリスタル。キンメルが近寄り「例のものは?」とささやく。「金はどこだ?」とクリスタル。アタッシュケースを開けて多額の現金を見せるキンメル。なんとクリスタルはオスカー像を横流しするつもりだ。現金を頂くと、車に乗ってさっさと去って行くクリスタル。「ブツはゴミ箱の中」と云われ、捜してみると、そこには(マペットの)オスカーがいた(笑)。「これじゃないよー!」とキンメル。

そうやってオスカー・サンデーの夜はふけて行ったのでした。スコセッシ!(笑)

Official HP → Oscar

The 84th Annual Academy Awards 2012

02-Mar-12-Fri by nobu

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