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2012-01-12

「ドラゴン・タトゥーの女」The Girl with the Dragon Tattoo デヴィッド・フィンチャー × ダニエル・クレイグ / ルーニー・マーラ

Odoru 1201124

デヴィッド・フィンチャー監督の新作サスペンス・スリラー映画「ドラゴン・タトゥーの女」”The Girl with the Dragon Tattoo” が香港でも2012年1月5日から公開されたので行く。フィンチャーのスリラーは、「セブン」「ゾディアック」と佳作揃いだが、またまた極上のスリラー映画の誕生である。

タイトルバックから、黒色のソリッドな映像に、(我々プロレス・ファンには馴染み深いブルーザ・ブロディのテーマ曲)ツェッペリンの「移民の歌」がかかる、まるで007のタイトルかいなと思わせるスタイリッシュな出だしだ。

舞台はスウェーデン。雑誌「ミレニアム」の敏腕記者ミカエル(ダニエル・クレイグ)は、大物実業家の不正を暴き、名誉毀損で訴えられ敗訴してしまう。そんな彼のところへ、大財閥の元会長ヘンリック(クリストファー・プラマー)から仕事の依頼が舞い込む。それは一族の家族史の編纂と、40年前にこつ然と姿を消した兄の孫ハリエットの調査だった。

一族の住む島の一軒家で、膨大な資料に目を通し、ファミリーや失踪当時の警視に面会を求めるミカエル。そして一族の弁護士から、天才的な資料収集能力を持ち、ハッカーでもある若いリスベット(ルーニー・マーラ)を紹介される。背中に"龍の入れ墨"を入れた、風変わりな彼女と共にリサーチを続けるうちに、やがて恐ろしい事実に遭遇する…。

原作はスウェーデンでベストセラーとなった同名小説。既にスウェーデンでも映画化されており、これはハリウッドでの再映画化ということになる。ぼくはスウェーデン版を見てないが、登場人物が多く(かつスウェーデン人の名前が覚えにくい・笑)入り組んだストーリーだが、さすがにストーリーテリングが抜群にうまいフィンチャーのこと、2時間38分の長尺を飽きさせずに最後まで見せる。

冷たい空気のスウェーデン同様、映画も暖かみは無く進んで行く。フィンチャーのスリラーはどれも不気味だが、今回も結構緊張させられ怖い。香港ではⅢ(18禁)に指定されているのだが、レイプ・シーンなどはかなりキツい場面だ。

主演のルーニー・マーラは、まさに体当たりの演技で圧倒的だ。「ソーシャル・ネットワーク」で見せた清純な女性というイメージはまるでない。タバコを吸い、鼻や唇にもピアスをし、バイクに乗り、かつレズ(バイセクシャル)でもある。顔は青白く、やせぎすで、生い立ちのせいもあり、人を遠ざけ、明るいところもない。そんな彼女が、後半ちょっぴり女の子らしいところを見せるのが切ない。

映画は、彼女とダニエル・クレイグがコンビとなり一緒に捜査を始める辺りから一気に佳境へ入って行く。手帳に残された謎のコード、聖書、ナチの親衛隊… 様々な点が線になっていく謎解きの過程はワクワクする展開。カメラワークのうまさ、音楽のおどろおどろしさもあり、一級品のサスペンス・スリラーに仕上がっている。

主役の007・ジェームズ・ボンドことダニエル・クレイグは相変わらずカッコいい。彼は平成の”スティーヴ・マックイーン”とぼくは思っているが、今回、老眼鏡なのだろうか、耳と首のところへメガネをひっかけてるのがサマになってて、ぼくも次の日から事務所でマネて同じようにメガネをずらしてるのだ(笑)。昔から映画に影響されやすいタチなもんで…(苦笑)

日本では、2012年2月10日から公開(R18指定)。原作は3部作になっており、既にダニエル・クレイグとルーニー・マーラは、2作目以降の出演契約はしているという。デヴィッド・フィンチャー監督はまだ契約してないらしいが、もしこのトリオでのシリーズ化なら、全作観たくなるよね。

てなことで。

Mikael Blomkvist: ”Rape, torture, fire, animals, religion. Am I missing anything?”

The Girl with the Dragon Tattoo (2011)

Odoru1201122_2

Directed by David Fincher
Starring Daniel Craig, Rooney Mara, Christopher Plummer, Stellan Skarsgard
Duration 158 mins

12-Jan-12-Thu by nobu

(オフィシャル予告編・8分 OFFICIAL 8 mins Trailer)

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コメント

私は、この作品は小説から先に読みました。なかなかおもしろかったです。なので、スウェーデン版もDVD買ったのですが、いかんせん言葉が気になってしまい…。ハリウッド版リメイク楽しみなんですが、これまた観に行けてないです…。ダニエル・クレイグは12月公開の007の撮影に入る前にとったカウボーイVSエイリアンでもいい味出してたので楽しみなんですが…。

>nohachanさん

ぼくはスウェーデン版は観てないのですが、ハリウッド版は金もかかってて面白く作られてます。原作は読んでないのですが、nohachannさんのブログでも以前拝見してたのでまた読ませて頂きましたが、ベストセラーとなった原作が面白いから、やっぱこの映画も出来がイイのだと思いました。ただ、スウェーデッシュは馴染みがないので大変でした。おねーちゃんはその昔、馴染みがあるんですが…(爆)

「カウボーイVSエイリアン」はぼくも飛行機の中で観ました。ダニエル・クレイグはかっこよかったですね。映画は脱力しましたけど(笑)

過去の武勇伝が気になりますw。ってご自分から白状なさっちゃダメダメですわ~(*≧m≦*)

>nohachanさん

失礼しましたヾ(_ _*)ハンセイ・・・

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» 『ドラゴン・タトゥーの女』お薦め映画 [作曲♪心をこめて作曲します♪]
★★★★★ オリジナルと互角の面白さであった。全体的な印象として、艶っぽい。ラストの印象も違っていて、オリジナルでは温かみを感じたし、リメイクでは甘酸っぱさを感じた。いずれにしろ甲乙つけがたい極上のミステリー。お薦め作品だ。... [続きを読む]

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