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2011年11月

2011-11-30

「アタック・ザ・ブロック(原題)」Attack The Block

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イギリス映画「アタック・ザ・ブロック(原題)」"Attack The Block" である。東京行キャセイ機内で鑑賞。

この「アタック・ザ・ブロック」は、機内の雑誌「Discovery」にも載っておらず(時々そういうことがある)、たまたま見つけて予告編を見たところ"『ショーン・オブ・ザ・デッド』のプロデューサーが贈る"とあり、ニック・フロストも出演しているではないか。これは面白そうと思って観たが、いやはや、すこぶる良かったのだよ、コレが!

映画は、ロンドン南部で勤務帰宅途中の看護婦(ジョディ・ウィットテーカー)が、街のストリート・ギャングに〈かつあげ〉されそうになる場面から始まる。フードをすっぽりかぶった男子たちが、彼女の携帯を奪おうとしたところ、空から何かが落ちてくる。落ちて来たのは、なんと小さなエイリアンだった。ギャングのボスであるモーゼ(ジョン・ボイーガ)は、すぐにエイリアンを捕まえ、ぶち殺す。そのエイリアンの死骸を手に街をぶらつく少年ギャングたち。だが、それを機に天から次々にエイリアンが落下してくる。そして、その凶暴さはモーゼが殺した小さなエイリアンの比ではなかった。黒く大きな狼のようなエイリアンは、鋭利な歯で次々に少年たちに襲いかかって来るのであった…

題名の通り、エイリアンが攻撃してくるのは、ロンドンの下層階級の人間が暮らす「1区画 (The Block)」だけ。だから、ぼくらが通常見ているようなエイリアン物のハリウッド大作とは違い、これは"小品"である。けど、だからといって映画がせこいものにはなっておらず、逆にその小ささが面白さを生んでいる。パニック・ホラーは、場所が限定された方が面白くなる。この映画は少年たちがバイクやチャリンコでいつも暴れてる街の中だけで展開する、たった一晩の話だ。

最初は警察から逃げ、次にエイリアンから逃げる少年たち。ボスのモーゼでさえ、まだ15歳という、本当に中坊たちが、逃げることをやめ、戦いを挑む。不良たちがエイリアンの襲撃から、街を、仲間を守ろうとする心意気にグッとくる。奴らがグレてしまったのは、貧しく、親の愛情に乏しく、劣悪な環境の中で生活してきたから(今年、ロンドンで実際に暴動を起こしているヒドい若者たちは、まさに彼らなのである)。

主役のモーゼを演じる黒人少年ジョン・ボイーガの面構えがイイ(なぜ彼の名が「モーゼ」なのかが後半わかってくる)。ヤクの売人役でニック・フロストも出てるってことは、コメディ要素も強いってこと。とがった歯だけが緑色の蛍光塗料のように光るエイリアンが不気味だ。アクションあり、笑いもあり、ラストはちと感動する。

監督・脚本のジョー・コーニッシュは、「ホット・ファズ〜俺たちスーパー・ポリスメン」「ポール/Paul」などを作った、エドガー・ライト、サイモン・ペッグ&ニック・フロストの弟分と聞く。スピルバーグ監督の「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」の共同脚本家でもあり、これから出て来る若手監督だろう。

なにか、ジョン・カーペンターの「要塞警察」を初めて劇場で見たときと同じような感覚である。後から見れば「あの監督は、あれがあったから大きくなったよな」と云える、これはそんな佳作である。映画ファンは早く見ておいた方がいいと思うよ。けど、日本での公開は…知らん…(爆)。

Attack The Block (2011)

Written and Directed by Joe Cornish

Cast: Jodie Whittaker, John Boyega, Nick Frost
Duration: 88 minutes

30-Nov-11-Wed by nobu

 

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2011-11-24

「レッツ・ゴー!(原題)」保衛戰隊之出動喇!朋友! LET'S GO

香港映画「レッツ・ゴー!(原題)」保衛戰隊之出動喇!朋友! "LET'S GO"へ行く。
まずは上の予告編を見てもらいたい。香港映画なのに日本語で予告編を作ってる(笑)。しかも特撮モノっぽい。これを発見した時、ぼくは「面白そうだから絶対観に行くべ」と思った(ポスターも東宝の特撮映画っぽいし)。公開は2011年11月10日。

…そして公開一週間後、あらら、UA始めほとんどの劇場で上映が終わってしまった。これは参ったなと思ったが、九龍(Kowloon)側の旺角(Mongkok)でまだやってる(1日1回のみ)。これは2週間で上映が終わってしまうだろうとやっとこさと行って来た。映画館は、GH Mongkok(GHとはゴールデン・ハーベストのこと)。スカスカの劇場で(観客は3人だった)観て来た(笑)。

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タイトルバック。ロボット・アニメのオープニングだ。昔風に作ってあるのかと思ったが、これ日本製アニメ「宇宙大帝ゴッドシグマ」である。広東語で主題歌を歌ってるのは、あんと張國榮/レスリー・チャン!

正義感の強い主人公の青年リー・シウシャンは、ヒーローもののロボット・アニメが大好きだったが、8歳でヒーローが嫌いになり、自分しか信じなくなった。理由は、大好きな父親が目の前で殺されたからである。以来彼は身体を鍛え喧嘩はめっぽう強くなっていた。

ある日、働いてる小さな食堂で「マツモト・グループ(松本組?)」にスカウトされ、大ボスの警備にあたることに。やがてボスの娘のボディガードとなるが、大ボスの首をめぐって組織内の抗争が勃発してしまうのだった…。

(以下ちとネタバレあり。日本での上映は「?」だが、本編を観たい方は気をつけてくらはい)

大ボスは殺され、部下の一人が実権を握る。都合の悪い奴らは皆殺しにされ、リーも抗争の際、右腕を切断してしまう。そんな中、一緒に地球防衛軍を作ろうと云っていた親友が殺され、リーは大ボスの娘たちと「正義」のために立ち上がることを決心する。

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ぼくはてっきり戦隊ヒーローもののパロディで、単純なオタク向けアクション映画なんだろうと思ってたのだが、これヤクザ映画じゃねえか!?(笑)。

地球防衛軍として戦う相手が、大ボスや仲間を殺されたかつての兄弟分という設定がまずあかんやろ(笑)。

ま、はっきり云ってプロットがダメなので、支離滅裂な映画になってしまってる。日本製アニメへのオマージュにもなりきれず、ヤクザの抗争や殺戮シーンが多いため、全体に暗い印象を与えてしまう。後半も、地球防衛軍のメンバーのバックグラウンドも描かずに、いきなりヤクザのアジトへ突っ込んで行くのでカタルシスが得られないんだなぁ。はぁ。

キャストは、主人公のリーを麥浚龍/ジュノ・マック。ボスの娘に麗欣/ステフィー・タン。のし上がって行くヤクザに林家棟/ラム・カートン。そして、大ボス役は王羽/ジミー・ウォングである。「片腕ドラゴン」ことジミー・ウォングは、今年は「武侠」"Wu Xia"にも出演していたから、このところ再ブレイクしているのか? なんて。

ある意味これは"とんでも映画"の一本といえる。珍しいテイストがお好きな方にはオススメの作品です(笑)。
「宇宙大帝ゴッドシグマ」ファンはどう見るのか?題材が面白そうだっただけに残念でした。「行くぞ!我が友よ!」とはいけなかったな(笑)。けど、入場料HKD45(約450円)やったからまぁええか(爆)

保衛戰隊之出動喇!朋友! LET'S GO (2011)

24-Nov-11-Thu by nobu

2011-11-22

「必見の香港映画100本」 "100 MUST-SEE Hong Kong Movies" 百部不可不看的香港電影

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香港フィルム・アーカイヴが選出した「必見の香港映画100本」"100 MUST-SEE Hong Kong Movies"  百部不可不看的香港電影。香港映画黎明期から20世紀後半に至る、芸術的な映画や歴史的に重要な作品がラインナップされている。香港映画ファンには、このプログラムのパンフレットを眺めているだけでも楽しい(公式HPの"Programme Brochure”をクリックしてダウンロード→here)。

100本の内、我々日本人に馴染みの深い作品は、

ブルース・リー「ドラゴンへの道」猛龍過江/The Way of The Dragon ('72)
ジャッキー・チェン「ドランクモンキー 酔拳」醉拳/Drunken Master ('78)
「ポリス・ストーリー」警察故事/Police Story ('85)
「Mr. Boo!ミスター・ブー」半斤八两/The Private Eyes ('76)
「男たちの挽歌」英雄本色/A Better Tomorrow ('86)
「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」倩女幽魂/A Chinese Ghost Story ('87)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」黄飛鴻/Once Upon A Time In China ('91)
ウォン・カーウァイ「欲望の翼」阿飛正傳/Days of Being Wild ('90)
ジョニー・トー「ザ・ミッション 非情の掟」鎗火/The Mission ('99)

などなど。

ぼくは、2011年12月30日の「ドラゴンへの道」上映に行きたいけど行けそうもない…。とほほ。

百部不可不看的香港電影 "100 MUST-SEE Hong Kong Movies"

22-Nov-11-Tue by nobu

2011-11-14

「PLANET OF THE APES/猿の惑星」 Planet of the Apes (日曜洋画劇場)

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昨夜(2011年11月13日)日曜洋画劇場で映画「PLANET OF THE APES/猿の惑星」 "Planet of the Apes"  を放送したのでロケフリで鑑賞。劇場公開で観て以来だから10年振りである。最近、「さるわく」旧シリーズをBlu-rayでおさらいして、これが面白くて、ぼくは「サルに夢中!」になっていたのでタイミングのよい放送だった。

10年前の劇場公開時は、これがティム・バートン監督作品だということで期待して観に行った。ティム・バートンといえば日本の特撮ものやB級映画が大好きな〈おたく〉で、イマジネーション豊かな天才監督の一人である。その彼が1960年代の名作「猿の惑星」をリメイクならぬ、"リイマジネーション"するというので、期待するなという方が無理というものだろう。なので、余計にその出来に落胆したのだ(公開前にペプシのボトルキャップも集めちまったし・笑)。

だから「猿の惑星・創世記(ジェネシス)」が公開された時に、この映画が「なかったこと」になっていたのも致し方ないなと苦笑していたのだが、意外に「まずくなかった」ので驚いたのである。もちろん、抑揚のないストーリーで、ダレるのは仕方ないが、それもこれもラストシーンを見せるためだけにあったのだということがわかると納得がいく。

2029年、高知能化した猿をポッドに乗せ、調査をしている米軍宇宙ステーションで、磁気嵐の中で突然消えた猿の乗ったポッドを救おうとしたレオ(マーク・ウォルバーグ)は、ある惑星に不時着する。その惑星は、高度な知能を持つ猿たちに支配され、人間が奴隷となっている世界だった。人間を擁護する人権派のアリ(ヘレナ・ボナム=カーター)によって助けられたレオは、凶暴な将軍セード(ティム・ロス)に睨まれるが、地球へ帰るために、危険を冒しながらこの惑星に降りているはずの母船の信号場所を探し当てようとする…。

設定は、旧シリーズ第一作から大きく外れていない。画面は「人間目線」として猿の社会を映し出して行く。不時着してすぐの"人間狩り"のシーンも第一作のような〈衝撃〉はない。そして、すぐに主人公と猿の中での人権派が仲良くなる。一番の問題は、この惑星では、人間も猿も同じ言葉をしゃべるのでコミュニケーションがとれてしまうところだ。なので第一作のようなサスペンスが生まれてこない。ここからは、猿社会でのセード将軍の横暴ぶりや、彼がアリを好きなことなどが語られる。時代設定というか、衣装を見ていると中世の趣きがあり、なんか芝居がかったシーンが続く。

主人公の(猿顔)のウォールバーグを、猿のアリが好きになる、それをエッチな衣装のデイナ役の人間・エステラ・ウォーレンが嫉妬するというのもけったいな構図だ(笑)。そのためか、オス猿のメイクはリアルそのもので、素晴らしい出来なのだが、メス猿は、色も白いし、長い髪の毛のカツラだし、眉毛も描いててつけまつげもある。人間っぽくて、余計に気味が悪い感じがするのである。

「さるわく」旧シリーズは、ここでも記事にしたが、脚本に主張があった。原子力の恐怖、ベトナム戦争、黒人差別の問題などを猿の世界に置き換えて描いていたのであるが、ここにはそんな大げさなテーマは何もない。横暴な猿の将軍と、人間の革命リーダーとなるべくリオの対立軸もあまり示されないまま、クライマックスの猿VS人間の戦いになってしまうのだ。

ま、こうやって書いていくと、ゴールデンラズベリー賞で、最低リメイク賞、最低助演男優賞(チャールトン・ヘストンが猿メイクをした!)、最低助演女優賞(エステラ・ウォーレン)を受賞したのもうなずける出来栄えだ(笑)。ぼくが「まずくなかった」と書いたのは、最初と最後が繋がり、そしてもうひとひねりあるのが「なるほど」と思ったわけで、真ん中がなかったらもっと良かったろうにと思うのである(笑)。

007シリーズで云うと「カジノ・ロワイヤル」級の面白さである「猿の惑星・創世記(ジェネシス)」は、冒頭の猿狩りのシーンから、最後まで「猿の目線」で描いている。なので、主人公の猿・シーザーに感情移入出来易い構成になってるのが上手い。まるで、旧シリーズの第一作でテイラー(ヘストン)が受けた差別と虐待を、シーザーが代わりに受けているような感じだ。なので、猿たちが人間に反旗をひるがえしても、大義名分があり、かわいそうにとも思わせるのである。新シリーズはおそらく「猿目線」で展開すると思われる。それも楽しみになってきた。

ま、こういうことも旧シリーズと、この番外編とも云える「PLANET OF THE APES/猿の惑星」を続けて観たからわかったわけで、クラシックと呼ばれる第一作から、この真面目な失敗作まで続けて観るのは無駄なことではなかったなと思う。映画の「温故知新」でありましたとさ。

【関連記事 】 「猿の惑星」シリーズ Blu-ray

PLANET OF THE APES (2001)

Directed by Tim Burton
Cast:  Mark Wahlberg, Tim Roth, Helena Bonham Carter, Paul Giamatti, Estella Warren

14-Nob-11-Mon by nobu

 

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2011-11-11

「市民ケーン」70周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション [Blu-ray] CITIZEN KANE 70th Anniversary Ultimate Collector's Edition

Citizen Kane (70th Anniversary Ultimate Collector's Edition)
Citizen Kane (70th Anniversary Ultimate Collector's Edition)

オーソン・ウェルズ監督の映画史上不朽の名作「市民ケーン」"CITIZEN KANE" ('41)が、アメリカ・ワーナー・ホーム・ビデオからブルーレイとして発売された(2011年9月11日)。

ぼくはHong Kong Recordsでこれを見つけ、買おうか買うまいか考えたが(既に、アメリカ盤とイギリス盤のDVDを持っているので)、ブルーレイの画質をどうしても観てみたくてまた買ってしまったのだった(苦笑)。で、結論から言うと買って正解だった。この4KレストアされたBlu-rayの画質・音質はDVDとは比較にならない。素晴らしい。陰影の深いモノクロ画面。モノだがDTS-HDのヒスのない音声。映像も音響も完璧にオリジナル版に近づいているのではないだろうか。

このBlu-rayクオリティで鑑賞するのと、日本で売られているパブリック・ドメインのひどいDVD(安かろう悪かろうの典型とも云える)で観るのでは、同じ映画でも印象と評価が"段違い平行棒"だろう。

Odoru 1111112

云わずと知れた、"映画史上最高傑作"「市民ケーン」。1998年に映画100年記念にAFI選出「アメリカ映画ベスト100」で1位になって以来、その評価は定着したようにも思える(2007年の投票でも1位だった)。この映画のことを書き始めると、本がまるまる一冊かけるほど、その話題には事欠かない。なので、今回はなぜ70年も前の白黒映画が「映画史上ナンバーワン」と云われているのか?そのことを、ちと考えながら書いてみようと思う。

ま、一言で云うと、この映画は「高尚」なのである。撮影も、脚本(構成)も、音楽も、演技も、美術も、編集も、演出も全て素晴らしい。これだけの高みに到達した映画は他にないのだ。映画人はこの映画を超えようと頑張っているが、70年経っても超えられない。正に映画の教科書なのである。

この映画を監督し主演もしたオーソン・ウェルズは、当時26歳だった。なんと初監督作品である。"神童"と呼ばれた彼は、シェイクスピアで演劇界を唸らせ、ラジオでは「宇宙戦争」のドラマでアメリカ全土を震撼させ、鳴り物入りでハリウッドへ乗り込み、映画を撮った。それがこの「市民ケーン」なのだ。

RKO映画から製作に関する全ての権限をもらった彼は、映画にしたい題材を探し、当時マスメディアの雄であったウィリアム・ランドルフ・ハーストをモデルに、脚本をハーマン・J・マンキーウィッツと共に書き上げる。だが、そのことがこの映画を光り輝くものとしたと同時に、ウェルズのその後の人生を台無しにもすることになる。映画公開時、評論家には絶賛されたものの、ハーストのイエロー・ジャーナリスト系新聞に叩かれまくり、興業は惨敗。アカデミー賞でも、作品賞はじめ9部門でノミネートされたが、候補作として読み上げられる度に場内でブーイングが起きてしまう始末。結局、脚本賞だけ受賞し、この映画以降、ウェルズは映画製作を思うように出来なくなる。そんな"天才"を抹殺した悲劇の映画でもあるのだ。

映画とは「映像で語るもの」。ウェルズは、この映画を撮る前に、試写室で映画を観まくった。その中でも参考にしたのが、ジョン・フォードの「駅馬車」だった。そのカッティング(編集)、撮影技法を何度も映写させて勉強したという。そして、ウェルズは独自のプロット構成、撮影テクニック、音響効果を使い、見事な傑作を作り上げ、その後の映画人たちに多大な影響を与えたのだった。

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ストーリーは、新聞王ケーン(ウェルズ)が、亡くなる直前に云った言葉「バラのつぼみ(Rosebud)」とはどんな意味だったのか?それは愛した女のことなのか?その彼の人生のジグソーパズルの最後の一片は何だったのか?を、新聞記者が生前の知人にあたって調査していく過程を、まるでミステリーのように語っていくというもの。ここで描かれるのは、権力も金も手にした男の「孤独」。

もう観ていて、その映像技巧的な凄さは、(このBlu-rayの映像では)ため息が出るほど素晴らしい。有名なパンフォーカス始め、テクニックを駆使した芸術的なショットの連続で、その重層な構成も相まり、引き込まれて見入ってしまう(撮影監督グレッグ・トーランド、編集は後に「ウエスト・サイド物語」を監督するロバート・ワイズ)。だが、おそらくそれは「映画を見慣れた人」にはわかるだろうが、あまり映画を観ない人にはその面白さと素晴らしさは理解出来ないと思う。

芸術だろうが、文学だろうが、スポーツだろうが、何をするにも、鑑賞するにも、その分野での「教養」が必要だ。この「市民ケーン」は、映画製作に携わる人々、映画評論家、映画通を唸らす映画なのである。だから映画史上ベストワンになったのだ。好き嫌いは別にして、この映画の〈完成度〉を認めないという人は、まだ映画を見慣れていないのじゃないか?とぼくは思う。そういう意味では、これは映画の教科書というより、(観客側の)期末テストと云えまいか(笑)

この70周年記念ブルーレイには、映画「市民ケーン」の製作過程を描いた「ザ・ディレクター〜[市民ケーン]の真実」"RKO281"('99)のDVDもついている。オーソン・ウェルズ(リーブ・シュレイバー)、マンキーウィッツ(ジョン・マルコヴィッチ)、RKO社長(ロイ・シャイダー)、ハースト(ジェームズ・クロムウェル)、ハーストのオンナ(メラニー・グリフィス)という豪華なキャストで、2000年のゴールデングローブ賞を得たHBOのTVムービー。1本の映画の製作過程を映画にしたという作品をぼくはあまり知らない。それほどドラマがあったということ。

そのドラマの原作となったのは、これまた特典DVDとしてついている「バトル・オーバー『市民ケーン』」"The Battle Over Citizen Kane"。これは1995年のアカデミー賞ドキュメンタリー部門にノミネートされた傑作。この作品については、以前このブログでも記事を書いた(→「市民ケーン DVD アメリカ盤とイギリス盤」)。

この映画は、戦時中にアメリカで公開された為、日本で観ることが出来たのは製作20年後の1961年であった。初公開は、劇場ではなく、なんとNHKでの放送だったのだ(その後、ATGにより1966年にやっと劇場公開された)。ぼくも初めて観たのは、1970年代後半、NHK教育での「世界名画劇場」第1回目の放送だった。その後、衛星放送の初日にも確かこの「市民ケーン」を放送したと記憶している。NHKには、歴代この映画のファンがいるのかも知れぬ(だが、その放映されたプリントは傷だらけのひどい代物だった)。ならば、ぜひともこのブルーレイの放映権を取得して、ぜひBSプレミアムで放送してほしい。やっぱ、キレイなプリントで観ないことには、この映画の価値がわからんと思うのでね。この映画の面白さは「映像」そのものにあるのだから。

CITIZEN KANE (1941)

a film by Orson Welles

1080p High Definition
Aspect Ratio 1.33: 1
DTS-HD MA English 1.0
Black & White 113 mins

【関連記事】「ソーシャル・ネットワーク」は〈市民ケーン〉になれるのか?

11-Nov-11-Fri by nobu

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2011-11-09

映画「猿の惑星」シリーズ [Blu-ray] Planet of the Apes - Movie Series

 

猿の惑星 コンプリート・ブルーレイBOX (初回生産限定) [Blu-ray]
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映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」"Rise of the Planet of the Apes" ('11) が公開になり、それに伴い旧シリーズがブルーレイになった。これを機会に全作を順番に観てみようと思い、日本版のボックスを買い求めた。

さすがにブルーレイだけに画像も音響もキレイだ。惜しむらくは吹替えが第一作のみのところ。音源がないので仕方ないのだろうが、もし吹替えが全てあれば究極のボックスとなったろうに(欲を云えば、ジーラはTBSでやった時の中村メイコでもう一回観てみたいね)。

猿の惑星 [Blu-ray]
猿の惑星 [Blu-ray]

「猿の惑星」"Planet of the Apes" ('68) 第1作は、1960年代のSF映画の大傑作として、今も人気があるのはうなずける。ラスト・シーンの衝撃は、知っていてもやはりショックなものだから。

宇宙船が不時着したのはどこの惑星なのか?その砂漠の不気味さ。やがて原住民に会い、猿による人間狩りに遭遇する。テイラー(チャールトン・ヘストン)は、そこで喉を撃たれ声が出ないという設定はうまい。やがて声が出た時に「この薄汚い猿どもめが!(Take your stinking paws off me, you damned dirty ape!)」と叫ぶところが効いてくる。

最後にテイラーは、ゼイウス博士(モーリス・エヴァンス)の忠告も聞かず、〈セクシー衣装の〉エヴァ(リンダ・ハリソン)と馬に乗り、”危険地帯”へと行く。そこでテイラーが見た物とは…。

20世紀フォックス社は、60年代後半、巨額の製作費をかけた大作ミュージカル「スター」「ハロー・ドーリー」などの興業不振にあえいでいた。そこで浮上したのが「猿の惑星」の続編製作。当時、続編を作ることは当たり前ではなく、チャールトン・ヘストンも出演に難色を示したという。監督は1作目のフランクリン・J・シャフナーに代わり、後に「ダーティ・ハリー2」を撮るテッド・ポスト。

原作のピエール・ブールらが続編のアイデアを出したが採用されず、結局、プロデューサーのアーサー・P・ジェイコブスは、イギリス人の脚本家ポール・デーンを採用する。結果的に、この決定がシリーズの「味付け」に多いに影響するのである。当時のアメリカはベトナム戦争の最中で、人々は疲弊し、人種差別も根強く残っていた。英国人であるデーンは遠慮なくそれを「猿の世界」に置き換えて描こうとした。

続・猿の惑星 [Blu-ray]
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「続・猿の惑星」"Beneath the Planet of the Apes" ('70) は、第1作のラストシーンから始まる。"危険地帯"に入って行ったテイラーとノヴァ。そしてテイラーを捜して、ブラント(ジェームズ・フランシスカス)の乗った宇宙船もまた不時着する。危険地帯では、地下で生き残った人類たちが、あろうことかコバルト爆弾を神とあがめ生きていたのだ。

製作費が前作の約半分(250万ドル)と減らされた関係で、そのしょぼさは明らかだ。クライマックスの教会のシーンでもスペクタクルになってない。唯一不気味なのは、マスクをとった地下人類のメイク。放射能にやられた人類の成れの果ては、だから気持ち悪く作る必要があったのである。

1作目と2作目は、時系列で「対」になっている。そして地球は滅亡した、というオチ。これで終わりかと思いきや、製作者のジェイコブスは「この続き」を脚本家デーンにまたまた依頼する。当たれば、ドジョウは2匹も3匹もいると考えるのが映画屋のサガなのだろう。

新・猿の惑星 [Blu-ray]
新・猿の惑星 [Blu-ray]

「新・猿の惑星」"Escape from the Planet of the Apes" ('71) は、海上に不時着した宇宙船から3人の飛行士が降りてくるところから始まる。そしてマスクをとったら"猿"だったというサプライズな演出。そう、コーネリアス(ロディ・マクドゥール)とジーラ(キム・ハンター)たちは、タイムマシンで過去へさかのぼり、1973年の地球(LA)へやって来たのである。

猿が現代社会に来れば、メイクに時間がかかる猿は3体で済む(そのうちサル・ミネオは冒頭すぐ死ぬww)。製作費はかなり抑えられ、今までの「人間が猿の社会を見る目線」から「猿が人間社会を見る目線」へと変わる。ここで、言葉を話す猿はセレブたちにもてはやされるが、やがて査問され危険分子とされ、抹殺される。だが、彼らの子供・マイロは、密かにサーカスの団長(リカルド・モンタルバン)に育てられているという所で終わる。もはや、シリーズ化するのが当たり前の終わり方だ。

監督のドン・テイラーはこの作品をラブ・ストーリーと考えていた。ユーモラスな場面もあるのだが、後半は脚本家デーンの考えである差別と暴力批判の映画となる。映画自体は製作費の関係で、クライマックスは、廃船の上としょぼくなる。猿のメイクは進化しており、コーネリアスもジーラも猿の演技も完璧に近い。これはもっと評価されてもいいかもww

猿の惑星・征服 [Blu-ray]
猿の惑星・征服 [Blu-ray]

「猿の惑星・征服」"Conquest of the Planet of the Apes" ('72) は、1990年のアメリカが舞台。人間たちが猿を奴隷のように扱い、成人し改名したシーザー(ロディ・マクドゥールがまた演じた)が反乱を起こすというもの。1965年に実際に起きた黒人暴動を、猿に置き換えて描く。

70年代初頭の公民権運動の高まりの中、黒人の差別問題を映画にすることはタブーだった。だが、SFである「猿の惑星」なら黒人を猿に置き換えて見せることが出来る。人間の奴隷にされたシーザーが怒りを爆発させて革命を起こすこの映画は、アメリカの黒人の観客のカタルシスを得た。監督の(あの「ナバロンの要塞」を撮った)J・リー・トンプソンはリアリティにこだわり、後半は暴力と血にまみれた映像となる。なのでシリーズ中一番ダークな作品となった。このブルーレイでは公開時、過激なためカットされたシーンも入れた完全版も観れる。

脚本家、監督の意気込みとは裏腹に製作費がますます無いようで、ほとんどのシーンを20世紀フォックスの近所に出来たビル群の中でロケしている。製作費があればもっと面白い映画になったかも知れないと思える映画だ。脚本家デーンの、暴力が世の中を変えることは出来ない。権力がシフトしても、復讐の連鎖で暴力は終わりがないのだという主張が一番反映された作品でもあるだろう。

新シリーズの「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」の主人公もシーザーだった。この「征服」が元ネタになっているのだが、膨大な製作費をかけて面白いアクション映画になっている(製作費約1,000万ドル)。J・リー・トンプソンが生きていたら嫉妬したかも知れないね(笑)

最後の猿の惑星 [Blu-ray]
最後の猿の惑星 [Blu-ray]

「最後の猿の惑星」"Battle for the Planet of the Apes" ('73) で、プロデューサーのジェイコブズは、前作で暗くなってしまった「さるわく」を明るいものにしようとした。デーンの書いた脚本(シーザーが暴君になる、ローマ王朝の退廃のような話)を採用せず、新たにウィリアム&ジョイス・コリントン夫婦を招き、”エデンの園”のような作品にした。

猿と人間の共存をテーマにするが、戦闘場面もあり、親子で楽しめる作品に戻そうとしているのだが、いかんせん製作費がない(笑)前作から引き継いだJ・リー・トンプソン監督も「あれしか出来なかった」と嘆いた。ズームアップと短いショットで戦闘シーンを繋ぐ。ぼくも公開時劇場で観たのだが、内容はほとんど忘れていたほど。それほどチープな映画なのである。

調べたところ、製作費は、1作目500万ドル、2作目以降250万ドル、200万ドル、180万ドル、170万ドルと下がっていった。インフレ率を考えても、これでは1作目を超える作品など作れるわけもなく、「さるわく」は1作目だけだ、と云われるのも仕方がないところ。2作目以降は毎年アメリカの夏休みに公開されていたのも雑になってしまった理由だろう。続けて観ると映画の質が落ちて行くのがまざまざとわかってしまう。

「最後の猿の惑星」では、ジョン・ヒューストン監督が猿メイクをしていた。1作目は当初エドワード・G・ロビンソンがゼイウス博士役でスクリーンテストを受けていた。2作目はオーソン・ウェルズに猿メイクさせようとしたが断られた。ギャラが安いが”大物”を使おうとしてたんだろうな(笑)

1作目、2作目に出演したセクシーなエヴァ役のリンダ・ハリソンは、フォックス社の重役だったリチャード・ザナックのオンナだった。2作目で地下人間、3作目では猿に理解を示す学者、4、5作目ではメス猿の役をやったナタリー・トランディは、プロデューサーのアーサー・P・ジェイコブスの奥さんである。なんか、家内工業的なニオイのする製作現場だったのではあるまいか(笑)

1作目で脚本を完成させたマイケル・ウィルソンは、赤狩りにあい自身の才能を封印された過去があった。2作目以降のポール・デーンは、広島・長崎に落とされた原爆投下を憂いていたという。一環しているのは、人類を破滅させたのは、原子力爆弾だったということ。それは60〜70年代の米ソの冷戦構造の中では現実味をおびた恐怖であった。

2011年の今、我々唯一の被爆国の国民である日本人は、原子力発電所の事故で恐怖に怯えている。これは脚本家のデーンも、そして未来の猿たちも予想もしなかったことだろう。これは破滅ではなく、自滅ではないのか…。そうなってはいけないのである。そんなことを「猿たち」に教えられた気がした。

"APE SHALL NEVER KILL APE" (猿は猿を殺してはならない)

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どのブルーレイにも特典映像があり、それぞれメイキング、予告編、スティル・ギャラリーなど収録され、ディスクを入れると立法者による解説がある。ロディ・マクドゥールが解説した126分のドキュメンタリー「猿の惑星のすべて」"Behind the Planet of the Apes"は収録されていない。これを見たければ、35周年記念DVDのアルティメット・エディションを買うしかない。

09-Nov-11-Wed by nobu

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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン  2011-09-21

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2011-11-03

「1985年のクラッシュ・ギャルズ」柳澤健 著

1985年のクラッシュ・ギャルズ
1985年のクラッシュ・ギャルズ

柳澤健 著「1985年のクラッシュ・ギャルズ」読了。プロレス・ファンであるぼくには面白かった。クラッシュの過去と現在まで25年間のノンフィクション。

柳澤健は名著「1976年のアントニオ猪木」があるので、信用していたが、今回はライオネス飛鳥の追っかけから、雑誌編集者になった伊藤雅奈子氏の観客側の視点も入れたことにより、より多角的なクラッシュ像を描けている。

青い水着のライオネス飛鳥、赤い水着の長与千種。二人は全日本女子プロレスの全盛期を引っ張った大スターだ。天賦の才能に恵まれ、エリート街道を歩いたライオネス飛鳥。プロレスは弱いが雑草の如く這い上がった長与千種。二人がタッグを組み、栄光の頂点にいた時、彼女たちは苦しみもがいていた。長与千種の徹底的に研究したプロレスの「見せ方」の前に、才能に恵まれた飛鳥は脇役となりその不満分子は爆発してしまう。その千種の天才的な才能と努力を理解するのは、飛鳥が後年ヒールに転身してからだった。

中性的な魅力を自分で感じ取っていた千種は、その小さな身体で空手を駆使し、巨漢のダンプ松本にいたぶられ、流血させられる。ついには大阪城ホールでダンプに髪をバリカンで切られる。会場を埋め尽くした少女たちの悲鳴。少女たちもまた違う意味で「痛み」を抱え、だから千種に熱狂していたのだ。

1985年当時は、まだプロレスは八百長か否かという論議が盛んに行われていた。現在では、プロットがあるということは常識となっているが、当時はそんなことは誰も知らない。だから純粋にファンは「ダマされて」いた。だから余計に興奮出来たのである。

当時作家の開口健氏は「プロレスは八百長かも知れぬ。だがその中に一瞬本物(の闘い)が見える。それが面白いのだ」みたいなことを雑誌に書いていて、ぼくはなるほどなと思った。後年、武蔵小山の飲み屋のカウンターで、LLPWのイーグル沢井、立野紀世さんと遭遇した時「あたしたちは、(腕を)折ろうと思えば折れるんだよ。けどそこをギリギリのところでやってんのさ」と話しててプロレスラーのスゴさを知った。

80年代には、まだそんなレスラーたちの強さを垣間見る試合が多々あったが、90年代にはアドリブの少ない脚本通りに行うプロレスが主流となり、カムバックした千種、飛鳥を悩ませることになる。そしてプロレスというジャンル自体も衰退していったのだ。

これはかつてのクラッシュ・ファンのみならず、プロレスを愛した人には興味深い本だと思う。こういうのを読むと、ぼくらはあまりに面白くて過激なプロレスを見過ぎていたのかなと思う。だから今のプロレスや格闘技に興奮出来なくなってしまっているのではないかと感じるのである。
けど、(ファンとして)いい時代を生きたよな、としみじみ思う。その時代を知ってるから余計にこの本が面白かったわけで、同時代を生きる醍醐味はこういうところにあるのだということを痛感するのである。

1985年のクラッシュ・ギャルズ 柳沢健 著

03-Nov-11-Thu by nobu

4163744908 1985年のクラッシュ・ギャルズ
柳澤 健
文藝春秋  2011-09-13

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完本 1976年のアントニオ猪木 (文春文庫) 完本 1976年のアントニオ猪木 (文春文庫)
柳澤 健

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木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか 木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか
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