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2011年6月

2011-06-30

「カサンドラ・クロス」 午後のロードショー The Cassandra Crossing

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2011年6月9日のTV東京・午後のロードショーは、「カサンドラ・クロス」"The Cassandra Crossing" ('76)であった。
ぼくはロケフリから録画しておいたものを後日楽しんだ。

この作品は、1976年12月に日本で封切られたお正月映画の一本。その年高校生だったぼくの、最大の関心事はジョン・ギラーミン監督の「キングコング」の公開。日米同時公開が話題となり、ぼくも期待にあそこをふくらませ、もとい、胸をふくらませて初日の一回目の上映(確か12月18日?)に行った。で、結果はがっくしの出来… ジェシカ・ラングのおっぱいが見れただけが救いだったと自分に言い聞かせたほど(笑)。
その月は「がんばれベアーズ」を観てて、自分の記憶では「ダーティハリー3」も観たと思う。
なので、小遣いが足らなくなったぼくは「カサンドラ・クロス」と「ラスト・コンサート」の2本立を観に行かなかったのだ。

そんなことで、和製「カサンドラ・クロス」と云われた「皇帝のいない八月」も観てない。「シベリア超特急」は観たけど(←関係ない!?)。

当時はまだビデオなどない時代。もう二度とこの作品を観れることはないだろうと思っていた。
時は流れ、何度かTVでこの映画が放送されたり、ビデオ・レンタルでも借りられるようになったが、なぜか自分には「縁遠く」て、観るタイミングを逸していた。

そして、公開からほぼ35年を経て、やっとこの「カサンドラ・クロス」を観ることが出来たのだ。なーんか昔の文通相手に初めて会ったような懐かしいような嬉しいような感じ、で観た(笑)。

スイスの国際保健機構に過激派ゲリラが侵入、細菌を浴びた身体のままヨーロッパ大陸横断列車に逃げ込む。細菌兵器研究という国際的スキャンダルを恐れたアメリカ陸軍のマッケンジー大佐(バート・ランカスター)は、乗客リストにある医師チェンバレン(リチャード・ハリス)と連絡を取り合い、犯人の死後、列車を止め密閉。そのままユダヤ人収容所のあったヤノフへ向かわせる。だがそこへ行くまでには老朽化し現在使われていない鉄橋、カサンドラ・クロスがあった。事態を理解したチェンバレンは元妻ジェニファー(ソフィア・ローレン)と共に乗客たちの協力を得て列車の切り離しを計る...。

観てない方にはネタバレになるが、助かるものと思っていた多数の乗客がついぞ止まらない列車と共に老朽化した橋から落ちてしまう。これはビックリ。スーパースターが現れないというリアルな設定が良い。

製作国がイタリア・イギリス・西ドイツとヨーロッパ勢なので、アメリカが悪者になるというのが面白い。悪いからねぇ、アメリカは(笑)

プロデューサーはカルロ・ポンティ。なので、妻のソフィア・ローレンはイイ役だし、ソフトフォーカスもかかってウツクシく画面に登場する。
考えたら上に書いた「キングコング」はディノ・デ・ラウレンティスが製作したもの。この年の正月は大物イタリア人プロデューサーの戦いだったわけですな。

エヴァ・ガードナーにくっついてる若いつばめが、ベトナム(「地獄の黙示録」)へ行く前のマーティン・シーン。アクターズ・スタジオの大先生リー・ストラスバーグが、カサンドラ・クロス(英語ではCassandra Crossing)へ行くのをいやがるユダヤの老人役で出演。

懐かしかったのは、新婚旅行で乗り合わせた若者をレイモンド・ラブロックが演じてるとこ。この人、甘いマスクで当時女子校生なんかに人気があったのだよ。オレは似てるとよく云われたもんだ(←うそ!)

吹替えも、ローレン(此島愛子)、リチャード・ハリス(日下武史)、イングリッド・チューリン(奈良岡朋子)、ランカスター(青木義朗)、ストラスバーグ(宮内幸平)、ガードナー(福田公子)、シーン(青野武)と嬉しい陣容。なので、初めて観たのになぜか懐かしい感じがした。

129分の映画なので、90分ほどにカットされたものだったが、充分楽しめた。やっぱ70年代アクションは面白いよな。CGなんかないから余計にハラハラしながら楽しめるのかもしんない。最近は「どーせCGなんだろ?」と思うことが多いかんね。

監督(原案・脚本)のジョルジュ・パン・コスマトスはこの後「ランボー/怒りの脱出」などを撮っているが、このオールスター・キャスト映画を面白く、手堅くまとめている。

あ、そうそうコレ音楽もまた良いんだ。ジェリー・ゴールドスミスのテーマ曲は、関光夫の映画音楽のラジオでよく流れていた。

いやぁ、それにしてもやっぱり高校生の時に観ておくべきやったな。ずーっと心のどこかで後悔してたから。貧乏だから仕方なかったのだが、映画も「旬」があるということを思い出した夜でした。
(ま、この記事も放送から20日以上経って書いてるから、これも旬を過ぎてるけどね・爆)

The Cassandra Crossing (1976)

Directed by George Pan Cosmatos
Cast: Richard Harris, Burt Lancaster, Sophia Loren, Ava Gardner, Martin Sheen, Lee Strasberg, O.J. Simpson

30-Jun-11-Thu by nobu

B000H9HQVK カサンドラ・クロス [DVD]
東北新社  2006-10-27

by G-Tools

2011-06-24

香港アクション4本連続上映!@新宿武蔵野館 2011/08/27〜 Four Hong Kong Action Movies showing at Shinjuku, Tokyo

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ツイッターで得た情報だが、東京・新宿武蔵野館では、2011年8月末より香港アクション映画の連続上映をする。

ラインナップは、

8/27〜 ジョン・ウー 最新作「レイン・オブ・アサシン」(劍雨)

9/17〜 ドニー・イェン主演「レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳」(精武風雲・陳真)

10/8〜 ジョニー・トー プロデュース「アクシデント/意外」(意外)

10/29〜 ニコラス・ツェー/ニック・チョン主演「密告者」(綫人)

一番のおすすめは「レジェンド〜」だが、現在の香港映画の中では良いセレクションと思う。「アクシデント〜」が公開になったのは〈意外〉だった(笑)。

それからブルース・リーの命日である7月20日には「燃えよドラゴン」も上映とか。

これを機にもっと香港アクションが公開されるといいね。

新宿武蔵野館HP → Here

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4 Hong Kong Action Movies showing at Shinjuku Musashino Kan, Tokyo.

8/27〜 "Reign of Assassin" John Woo's new movie
9/17〜 "Legend of the Fist: Return of Chen Zhen" starring Donnie Yen
10/8〜 "Accident" Produced by Johnnie To
10/29〜 "The Stool Pigeon" Starring  Nick Cheung and Nicholas Tse

"Enter The Dragon" also will show on 20th July for the anniversary of Bruce Lee's death.

24-Jun-11-Fri by nobu

2011-06-23

「男たちの挽歌」 英雄本色 A Better Tomorrow (黒色電影・法國×香港)

香港・中環(Central)にある映画館(Palace IFC Cinema)で、ジョン・ウー監督の香港映画の名作「男たちの挽歌」(英雄本色 A Bettrr Tomorrow)がかかるというので、勇んで行って来た。

今、この劇場では"フランス芸術祭2011"の一環として「黒色電影・法國×香港 (A Film Noir Retrospective Bridging France and Hong Kong)」という特集上映をやっている。香港ノワールがフレンチ・ノワール(Film Noir)の影響を受けていることは明白だが、ここでは数々の映画を上映し、その影響しあっている姿を見せようというのだ。

HPは→ ココ (黒色電影・法國×香港 予告編↓)

フランスからは、ジャン・ピエール・メルビル監督の「仁義」やジャック・オーディアール監督の「予言者(A Prophet)」など。
香港ノワールのセレクションは、杜琪峰/ジョニー・トー監督が担当。作品は、以下の通り。

・「風にバラは散った」('89) My Heart is that Eternal Rose パトリック・タム監督
・「いますぐ抱きしめたい」('88) As Tears Go By ウォン・カーウァイ監督
・「オン・ザ・ラン/非常の罠」('88) On The Run アルフレッド・チョン監督
・「男たちの挽歌」('86) A Better Tomorrow ジョン・ウー監督
・「省港旗兵 九龍の獅子~クーロンズ・ソルジャー」('84) Long Arm of the Law ジョニー・マック監督
・「ミッドナイト・エンジェル/暴力の掟」('80) Dangerous Encounter of the First Kind ツイ・ハーク監督
・「The Secret」(未)('79) アン・ホイ監督
・「The Wild, Wild rose」(未)('60) ウォン・ティンラム監督

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んで、「男たちの挽歌」である。
たった1回の上映のため、チケットは売り出してすぐ売り切れ(ぼくは5月2日に買った。上映日は6月21日)。夜9:50からのレイトショーは満員の盛況。

この映画が日本で公開された1987年頃。それまで、香港映画といえばブルース・リーやMr.Booしか知らなかった〈男たち〉が騒いだ映画があった。それが「男たちの挽歌」だ。
そこでは主人公のチンピラたちが熱い友情と、兄弟愛を見せつけてくれた。サム・ペキンパーのようなスローモーションの中での銃撃戦。飛び散る血とダイナマイトの(意外にデカイ)爆発。
新しいタイプのハードボイルドの誕生だ。皆驚きを持ってそれを受け入れた。そしてそれはやがて「香港ノワール」と呼ばれる新たなジャンルとなった。その記念碑的な傑作。

この映画に影響を受けた映画人は世界中にいる。「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟もそうだし、最近ではマイケル・デイヴィス監督の「シューテム・アップ」なんか、もろジョン・ウーの世界だった。韓国で最近リメイクもされた。
そのジョン・ウーもフレンチ・ノワールのメルビル監督の影響を受けたことは「サムライ (Le Samurai)」の記事でここに書いた。

映画が始まる。ニュープリントではないため、傷の多い画面にいささか残念な思いもあったが、英語字幕のフォントなどタイプライターのようで、おそらく1986年香港公開当時と同じプリントだろう。そう考えると、オリジナルのものに触れたような気がして嬉しかった。

冒頭、主人公の一人マーク(チョウ・ユンファ)が、屋台でものを買う。そして警察が来たら一緒に逃げる。その場所は中環のHSBC本店前の公園。屋台も不法ということも当地に住んだからわかる。

警官になる弟のため、ヤクザの足を洗おうと、これが最後のヤマと台湾に乗り込んだ男が捕まり、3年後に出所したら全ての世界が変わっていた。かつては格下だった男が親分となり、友は惨めな生活を余儀なくされている。男は弟のため今度ばかりはカタギになろうとするが…。

さすがに古い映画なので、撮影手法や音楽の入り方など、現在の映画を見慣れた若い人には、洗練されてナイ感がいっぱいかも知れぬ。だがこの映画にほとばしる熱気は今も色あせてはいない。
日本には「仁義なき戦い」があり、香港には「男たちの挽歌」がある。若い頃のぼくはそう思っていた。同じ熱気を感じていた。

今や大スターとなった周潤發/チョウ・ユンファの哀愁。若くして自ら命を絶った張国栄/レスリー・チャンの情熱。狄龍/ティ・ロン演じる兄貴の苦悩。3人3様の魅力。それらをうまくブレンドした呉宇森/ジョン・ウーのうまさ。

かつて熱狂して観た映画を、4半世紀を経て、その製作された国(香港)の映画館で観れたという喜び。
若い諸君、そんな映画の楽しみ方もあるのだよ。それは年をとればわかるはず。

そんなことを思った幸せな香港の夜だった。

英雄本色 A Better Tomorrow (1986)

Written and Directed by John Woo
Cast: Lung Ti, Yun-Fat Chow, Leslie Cheung, Waise Lee

23-Jun-11-Thu by nobu

2011-06-22

「武侠 Wu Xia (ウー・シア)(原題)」 【予告編 8mins Trailer】 ドニー・イェン/金城武


香港では2011年7月28日より公開になる期待のクンフー新作映画「武侠 Wu Xia (ウー・シア)(原題)」の8分超の予告編である。本編からの映像のようだ。

出演は、甄子丹/ドニー・イェン、金城武、湯唯/タン・ウェイ、それに王羽/ジミー・ウォング!!
監督は陳可辛/ピーター・チャン。

プロットは、今は家族と静かに山間の村で暮らす紙職人のドニーを、金城扮する探偵が捜査をしていくというもの。

楽しみである。

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Director Peter Ho-sun Chan's new movie "Wu Xia" is releasing in Hong Kong from 28th July, 2011, starring Donnie Yen, Takeshi Kaneshiro, Tang Wei and Jimmy Wang-Yu!

22-Jun-11-Wed by nobu

2011-06-20

祝!「レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳」日本公開!(原題 「精武風雲・陳真 Legend of the Fist: Return of Chen Zhen」) ドニー・イェン

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ドニー・イェン主演の傑作アクション・クンフー映画「レジェンド・オブ・フィスト  怒りの鉄拳」(原題 「精武風雲・陳真 Legends of the Fist: Return of Chen Zhen」)が日本公開決定!

2011年9月17日より、新宿武蔵野館他にてロードショー。

香港公開よりほぼ一年を経て日本公開となる。これはめでたい。

ぜひ大画面で、ドニーの”怒りの鉄拳”を楽しまれんことを!

ぼくのレビュー → 「レジェンド・オブ・フィスト  怒りの鉄拳」(原題:精武風雲・陳真 )

Starring Donnie Yen, Kung Fu masterpiece movie "Legends of the Fist: Return of Chen Zhen" will release in Japan on September, 2011.

公式HP → HERE

20-Jun-11-Mon by nobu

【追記】 大阪では、2011年9月24日より、シネマアート心斎橋で公開予定!

「レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳」Blu-ray (香港版)リージョンA

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「レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳」1/6 リアルマスターピース コレクティブル フィギュア

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2011-06-17

ガシャポン・フィギア ”ブルース・リー” Bruce Lee - 10cm Capsule Toy

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週末、姪っ子夫婦が香港へ遊びに来たので、星光大道(AVENUE OF STARS)へブルース・リーの銅像を見せに連れて行った。

その時アベニュー内の土産物屋で見つけたのがコレ。ブルース・リーのガシャポン・フィギア。4種類コンプリートでHKD320(約3,270円)。もともとはいくらかは知らないが、少々高めでもゲットしたのであった。

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調べてみたらコレ、まだ香港限定とか。香港へ来られたらお土産にどうぞ。

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(死亡遊戯) Flexible Tiger

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(燃えよドラゴン) Deadly Mission

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(ドラゴン怒りの鉄拳) Intercepting Fist

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(ドラゴン危機一発) Rising Dragon

姪っ子らときたら、礼儀知らずで腹立たしい事もあったが、おかげでこの10cmのフィギアが手に入ったから、まあいいか、と思う今日この頃である(笑)

You can get the complete set at Avenue of Stars souvenirs shop in Hong Kong.
Price HKD320.00

16-Jun-11-Thu by nobu

2011-06-15

第65回トニー賞授賞式 2011 The 65th Annual Tony Awards

2011年の今年もトニー賞授賞式(The 65th Annual Tony Awards)を楽しんだ。

日本時間では6月13日(月)の朝にあった授賞式。香港では時差もあり午前11時頃には終わる予定だったので、ぼくは当日午前中は休みにしていた。
その日は、週末の土曜日に合唱発表会があり中二の娘も代休だったので一緒に楽しんだのだった。

結果は、ミュージカル部門では「ブック・オブ・モルモン(The Book of Mormon)」が、作品賞を含む9部門受賞。演劇部門は「ウォー・ホース(War Horse)」が5部門で受賞した。

「ブック・オブ・モルモン」は、ウガンダに派遣された若い宣教師の騒動を描いたコメディとのこと。面白そうである。

トニー賞授賞式の面白さは、なんといってもパフォーマンスにある。アカデミー賞が年々つまらなくなっていくのに比べ、トニー賞は衰えない。

今年印象に残ったパフォーマンスをいくつか。
(YouTubeはいつ削除になるかわからないが、ここにのせておきます)

まず、オープニング・アクト。司会は一昨年に続いて2回目のニール・パトリック・ハリス。彼が「ブロードウェイはゲイだけのもんじゃない(Broadway is not just for Gay's anymore)」と自虐的に歌い踊るのが可笑しい(自分もゲイなのに・笑)。

今年から会場がNYビーコン・シアターに移った。「豪華な内装はイケア(IKEA)だ」と笑わせる。

続いて、今年リバイバル上演の「努力しないで出世する方法(How to Succeed in Business Without Really Trying)」。主演はなんと”ハリー・ポッター”ことダニエル・ラドクリフ!歌もちゃんとビブラートが入ってて、踊りもキレが良くて驚くほど素晴らしいパフォーマンス。

今年のパフォーマンスで一番面白かったのは、ヒュー・ジャックマンとニール・パトリック・ハリスのかけあい。過去の司会者のジャックマンとハリスがどっちがうまいかと張り合う。
ハリスが「トニー賞もエミー賞も司会をした」と云うと「あれ、私はアカデミー賞もやったけど」とジャックマン。

そして、「私の方が司会がうまく出来る♪」と「アニーよ銃をとれ」(Anything You Can Do)の替え歌になるのだ。
その後は、「ウエスト・サイド物語」(A Boy Like That / I Have a Love)、「雨に唄えば」(Make 'Em Laugh)、「コーラス・ライン」(I Hope I Get It)、「ファニー・ガール」(Don't Rain on My Parade)、「エニシング・ゴーズ」(You're The Top)、「ジプシー」(Let Me Entertain You)、「努力しないで出世する方法」(How To Succeed)と続く。

ミュージカル・リバイバル部門では、「エニシング・ゴーズ(Anything Goes)」が作品賞を受賞。これぞブロードウェイと云いたくなるコール・ポーターの名作の再演。

その他、「天使にラブソングを」「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」「ブック・オブ・モルモン」なども良かった。「スパイダーマン」は本格的なパフォーマンスは来年用にとっておいた感じ(笑)

ラストのニール・パトリック・ハリスのラップで受賞式を振り返る演出もパフォーマンスもグッド。終わって、ハリスがマイクを投げるところもイイ。
やっぱ、こーゆー授賞式って司会(Host)で決まるのかもな、と思わされた放送だった。

娘が、去年の放送も出てた影山雄成先生の出番が少なくて残念と云ってました(笑)

字幕版は、2011年6月18日(土)PM3:00〜5:30 BSプレミアムで放送。同時通訳よりそっちで見た方がいいと思うよ。

The 65th Annual Tony Awards 2011

15-Jun-11-Wed by nobu

2011-06-10

「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」 Hangover Part Ⅱ

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香港でも、2011年6月2日から公開された映画「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」"Hangover Part Ⅱ"に行く。

個人的にはこの夏の映画(Summer Movies)の中で一番期待していたので、端午節の連休中に楽しんで来た。

休みの日の午後に行ったのだが、劇場内に入ってびっくり。アメリカン・スクールとおぼしき若い男女がいっぱい。「え?これⅢ(18禁)じゃねえの?」アメリカではR指定なので、香港でも同じと思いきや、ⅡBのレイティング。なので、中坊と思うような子たちも入れるのだ。

で、映画を観てまたびっくり。コレほんとに18禁じゃねえの?(笑)

香港では、興行を優先し多少カットしてでもレイティングを下げて公開することもあるのだが、これはそれにしても下品(褒め言葉ww)なものだったのだ(笑)

(以下、ちとネタバレあり)

監督のトッド・フィリップスは、中学生が喜ぶようなチンチン・ネタが大好物なのだろう。「デュー・デート〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜」でもそうだったが、フェラチオ、オナニーなんかのシモネタで笑かしにかかる。
実際、ぼくの隣にいた中坊みたいな3人組(ひとつのポップコーンを取り合っていた)にはドッかんドッかん受けてたからね。

歯科医のステュー(エド・ヘルムズ)は、タイ人でまるで天使のように美しい女性(ジェイミー・チャン)との結婚式を控えていた。式には友人のフィル(ブラッドレイ・クーパー) 、ダグ(ジャスティン・バーサ)と、前回ラスベガスで騒ぎを起こしたアラン(ザック・ガリフィアナキス)も仕方なく一緒に連れて行くことにする。同じ空港で出会ったのは、16歳でスタンフォード大に入ったという新婦の(出来すぎる)弟(メイソン・リー (←アン・リー監督の息子))。

タイのリゾート地での祝賀パーティで、厳格な新婦の父親に嫌みを言われながらも、男たちは簡単なバチュラー・パーティとばかり浜辺でビールを飲み交わす。

‥‥そして次の日。目覚めたところは、バンコックの薄汚いホテルの中。なぜか猿がいる部屋で、アランは丸坊主になり、ステューは顔に入れ墨を彫っている。床にはなんと新婦の弟の指が落ちている。そしてその弟がいなくなった‥‥。え?またか?また俺たちやっちまったのかーーー!?
というお話。

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アメリカでは公開後、評論家に酷評されていて、ぼくが読んだ一番辛辣なものは「この映画のネタバレを知りたければPart 1を観なさい」というものだった。読んでもらってわかるとおり、プロットは殆どPart 1と変わらない。舞台がタイヘ変わっているだけだ。

だが、そのことを知って観たのが良かったのか、ぼくはけっこう楽しんで観れたナ。ともかくPart 1に出て来たあのバカな奴ら(マイク・タイソンも含め)がまた揃って出て来るだけで楽しい。中国人チョウ(ケン・チョン)の可笑しさはPart 1の方が勝るが、ふるちんになって頑張ってるしね(笑)。

ニートであるアランの部屋に今回カメラは入って行くが、まさに〈おたく部屋〉で、壁にビリー・ジョエルのポスターがベタベタ貼ってあるのが可笑しい。それを知ってると、その後ステューがギターを弾きながら「アレンタウン」の替え歌を歌うのが効いてくる。

ポール・ジアマッティが出て来たのは驚いたが、コメディとはいえ、ひとつだけ理解不能だったのは、あれだけ上手にチェロを奏でる新婦の弟が、指をなくしても笑ってられるのが不思議と云えば不思議。

しかし今回なんでバンコックなんやろ?と考えてみたのだが、おそらく監督がゲイのネタを使いたかったからじゃないかと思う(実際その場面は爆笑だし)。それにしても、ちんちんネタが出て来るのに、日本では(たぶん)ボカシが入るだろうから面白さ半減かもね(アソコの大小で笑えるので)。

ラストの恒例ともいえる、デジカメフォトを見る場面も大笑いだったが、前列に座ってた白人の家族は、お父さんが(中学くらいの)娘さんの目を手で隠してたな。ファミリーで観に来んなよ、って(笑)

(10年に1本のコメディ映画の傑作といえる)前作「ハングオーバー!! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い 」は日本公開まであんなに大変やったのに、このPart 2はアメリカ公開から約1ヶ月で公開されるとは!(2011年7月1日より公開予定) ま、これは良い傾向と云えるのだが、拡大公開になればなお良し。劇場で楽しんでくさい、もとい、ください。

【追記】
アメリカではオープニングで大ヒットを飛ばしたようで、もう既にPart 3の製作の話が聞こえて来る。次回は、精神病院に入れられたアランを仲間が救うという「二日酔い」とは関係ない映画になるとの噂。ま、オレは観に行くけどね(笑)

【追記2】

おっ、日本でも18禁で無修正版公開。よかったね。→ココ

Hangover Part Ⅱ (2011)

Directer Todd Phillips
Cast: Bradley Cooper, Ed Helms, Zach Galifianakis, Ken Jeong
Duration: 101 mins

09-Jun-11-Thu by nobu

2011-06-03

「Mr. Boo! インベーダー作戦」 (賣身契/The Contract) [DVD] マイケル・ホイ (許冠文)

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Mr.Booことマイケル・ホイの映画が急に観たくなった。理由はあるのだが、なぜ観たくなったかは書かないでおく。

会社の帰りがけ、”香港レコード”へ寄ってみたら、何本か彼の映画のDVDがあった。数年前にレストアされたものである。ただ広東語の題名ではどれがどれかわからんちんで、カバーアートだけで選んだのがこれであった。

Mr.Booは日本では有名だが、香港では誰も知らない。なぜなら、彼はマイケル・ホイ(許冠文)、もしくはホイ・ブラザーズとして知られているが、Mr.Booではないからだ。
Mr.Booとは1979年に彼らの映画が公開された時に配給会社・東宝東和の人がつけた名。つまり日本限定の名称なのである。

そのことを知らなかったぼくは、香港へ来てすぐの頃、Mr.Booのことを誰に聞いても知らないので、なんでだろう?と思ったもんである。
香港レコードでも、棚には「許冠文 HUI BROTHERS」でDVDが並んでいる。

そのホイ・ブラザーズの映画もシリーズとして製作されたものではないのだが、日本ではなんかシリーズもののように思われている。公開も製作順ではなく、バラバラに輸入され公開されていた。そんなことも当地へ来てからはじめて知った。

知り合いの香港人に教えてもらったが、マイケル・ホイは、香港の大学(嶺南大學と思われる)を出ているというのだからインテリである。学生時代から、(この映画のように)TV局に出入りし、そして劇場映画「Mr.Boo!ギャンブル大将」 (鬼馬雙星/Games Gamblers Play)を製作し、大ヒットを飛ばすのだ。

70年代から80年代にかけて映画を製作するが、やがてマンネリとなり(パターンが似ているため)、映画もヒットしなくなり、その後はスタンダップ・コミックのショーを舞台で行ったりしているようだ。最近では「カールじいさんの空飛ぶ家」の広東語の吹替えで登場したりもしていた。

だが先ごろ(2011年5月)、イタリアはウディネで行われた極東映画祭(Udine Far East Film Festival)にて、長年に渡るアジアン・コメディへの貢献を讃えられ、マイケル・ホイへ名誉賞(Lifetime Achievement)が贈られたのである。

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今回観たのは日本ではMr.Boo第二弾として公開された「Mr.Boo!インベーダー作戦」(賣身契/The Contract)。

マウスTVで働くマイケル・ホイは、エキストラのような役しか来ないしがないタレント。ある日ライバル局の番組でMCを務めたところこれが好評で、社長から好条件で契約しないかと持ちかけられる。だが、彼はマウスTVと8年もの長期契約を結んでおり、それを破棄することは不可能とわかった彼は、弟(リッキー・ホイ/許冠英)や追いつめられたマジシャン(サミュエル・ホイ/許冠傑)と共にその契約書を重役室の金庫から盗もうとするのだが‥‥。

久しぶりに観たが、やっぱり懐かしかったな。久しぶりに観てもおかしかったが、今の若い人が見たら面白いかどうかは疑問に思う。やはり古臭いといえば古クサイ(笑)
だが、この映画では、スラップスティックな笑いにこだわっており、ハロルド・ロイドやチャップリンの影響も垣間見れるシーン(太った大男に追っかけられたり、ビルから落っこちそうになったり)が結構あることに今回気づいた。これだから世界を笑わせることが出来たんであろう。

けどやっぱりぼくらの世代は、ゴールデン洋画劇場で観た「Mr. Boo!」だよな。あの広川太一郎の絶妙の吹替え。2005年にその吹替え付きのDVDが発売されているので、なんかまた欲しくなっちゃったよ(苦笑)。

何やらホイ先生の「天才與白癡/The Last Message(原題)」('75)という映画だけは、日本で公開はおろかDVDにもなってないようなので、当地・香港でもし見つけたら観てみようかなと思っている。

賣身契/The Contract (1978)

Written and Directed by Michael Hui
Starring Michael Hui, Samuel Hui, Ricky Hui
Duration 97 mins

02-Jun-11-Thu by nobu

B004EYSP5K Mr.BOO! インベーダー作戦 デジタル・リマスター版 [DVD]
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン  2011-02-25

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B0009RQXLE Mr.BOO ! DVD-BOX (5,000セット限定生産)
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン  2005-08-26

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