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2011-01-31

『新少林寺(原題)』 (2011) Shaolin アンディ・ラウ / ジャッキー・チェン

Odoru3101115

てなことで、映画『新少林寺(原題)』"Shaolin" である。香港では2011年1月27日より公開中。

ジェット・リー主演の傑作クンフー映画『少林寺』(1982)から28年を経て製作されたこの『新少林寺』。 いったいどんな映画になったのか?楽しみに行ってきた。

中国が内戦を繰り返している時代。少林寺の僧侶たちは、おびただしい数の死骸の中から、まだ息のある人々を助け出すという行為を繰り返していた。そんな中、逃げた敵の大将を追って、馬に乗った軍人たちが少林寺に土足で踏み込んでくる。

粗暴で無慈悲な将軍ハオ(アンディ・ラウ/劉徳華)は、少林寺の中で敵の大将を撃ち殺し、「<武術発祥の地>がなんぼのもんじゃい」と落書きし、寺を去る。

権力拡大の野望を抱くハオは、兄のように付き合ってきた年長の将軍の暗殺を企てるが失敗。あげく、心から愛する幼い娘も失い、自身も懸賞金のかかったお尋ね者となってしまう。全てを失ったハオは、かくまってもらった少林寺の調理人(ジャッキー・チェン/成龍)の家で髪を切り、出家することを決意するのであった…

これはただのクンフー映画ではなかった。一人の男の「成長物語」である。

その成長とは、身体的なものではなく、精神的なもの。仏教という大きな「慈悲の世界」で男は、懺悔し、人として成長し、そして変わっていく。

ジェット・リーの『少林寺』のような<格闘技ガイドブック>の様相はなく、今回の『新少林寺』は、莫大な製作費をかけた大作にもかかわらず、その云わんとしているスピリットは、仏教の宗教世界にも触れ、より奥深く感じられる。

人はいつでも変われるのだということ。悪のベクトル最高点まで行った人間は、そのベクトルを180度戻すことが出来るのである。権力と暴力で人をねじ伏せてきた鬼のような男の顔が、やがておだやかなものに変わっていく。アンディ・ラウのその表情の変化を見ていると涙が出そうになった。

ま、そうはいっても、これはアクション大作である。娯楽映画として、見せ場も要所要所にきっちり組み込んである。その辺は、監督がベニー・チャン/陳木勝(『コネクテッド』)だもの。外してない。馬車でのチェイス、少林寺内の修行風景、大爆発シーンやクンフー場面も満喫できる。

『ベスト・キッド』以来、好々爺と化したジャッキー・チェンも、コミカルかつ真面目な演技でイイ味を出す。少林寺で修行中の子供の僧侶たちとのシーンは特にいい。
嬉しかったのは、少林寺の管主(管長というのだろうか)をイエ・ハイ/千海が演じていること。この人、『少林寺』でジェット・リーを助け、育てる師父の役をやった人。そのジェット・リー/李連杰も出てればよかったのだが、残念ながら出演していない。

その他僧侶たち、ウー・ジン/吴京、シン・ユウ/行宇や、敵となる軍の人間たちのクンフー場面も見応えがする。
ニコラス・ツェー/謝霆鋒は、一人悪役をになって大変だが(笑)彼が悪ければ悪いほど、その対決に興味がわくわけである。アンディ・ラウの妻役のファン・ビンビン/范冰冰(『新宿インシデント』)も相変わらず美しい。

本物の少林寺を傷つけてはならないと、約1億5千万円ほどかけて、少林寺のセットを建てたという。アンディ・ラウも撮影中に左手を負傷した(軽傷だが)。

これはオトナ版「少林寺」。といっても中坊から老人まで楽しめる感動作。香港では春節(旧正月)の公開となった。日本での早期公開を望んでマス。

新少林寺(2011) SHAOLIN

Odoru3101112

導演 : 陳木勝
Directer : Benny Chan
演員 : 劉德華、謝霆鋒、成龍
Cast : Andy Lau, Nicholas Tse, Jacky Chan
片長 : 131 分鐘
Duration : 131 minutes

31-Jan-11-Mon by nobu

(予告編・香港版2)

新少林寺 (2011) (Blu-ray) (香港版)

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新少林寺 (2011) (DVD2枚組) (香港版) リージョン3

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コメント

恭喜発財!
以前、ステップアップ3で書き込みをさせて頂いた者です。(初めてブルーレイのDVDを購入し、映像がきれいで映画館で見たわくわく感が蘇りました!)
『新少林寺』見に行ってきました。劉徳華が自分の取った行動の結果として可愛い娘を亡くした事をきっかけに悔い改め、極悪から善へと人格的成長を成し遂げたところに焦点があてられた描き方が素晴らしかったです。
ニコラスとの最後のシーンではハウが悟ったにせよ少林寺を守る為にニコラスの命を絶つようなことになるのか、また殺傷を繰り返してしまうのかとどきどきしながら見ていましたが、良い意味で期待を裏切られ、仏陀の懐に転がり落ち、納まるシーンでは思わず涙が。

久々にコミカルなジャッキー・チェンを見られた事も嬉しかったです。思わず『酔拳』や『ヤングマスター』なんかが見たくなりました。
アンディラウとニコラスの2人だけだったらかなりシリアスだっただろう映画全体の印象も、ジャッキーチェンの存在で上手く緩和され、更にエッセンスを加える形になりさすが大御所ですね。

そうそう、『少林寺』でリーリンチェイのお師匠さんの役者さんもよかったですねぇ。若いリーリンチェイが馬を走らせながら『師父!師父!』のワンシーンが思い出されました。

Nobuyasuさんの文章を読み、改めて感動。映画評論家の方の文章のようでこれからこの映画を見たい人にも見た人にも必見ですね。

香港の新聞で多額のお金をかけて造られた少林寺のセットが爆撃シーンで全て破壊され、勿体無い的な報道がされているあたり、やはり香港?かなぁと(笑)

>コロンさん

恭喜発財!

ホント今年の春節に香港居るならこの『新少林寺』を観てないと後悔すると思いますよ。アンディ・ラウが泣かせますもんねぇ。

香港でも大ヒット中とのこと。これで少林寺の爆破シーンの製作費も回収できたことでしょう(笑)

ネットを駆使して予告編やメイキングを見ました!感動でした。日本公開を実現してほしいです。DVDではなく劇場で観たい作品です。アンディ・ラウの娘役日本人ですね。嶋田瑠那ちゃん8歳、まだまだ隠れた人材がいるようですね。日本では無く中国でドラマや映画で活躍してるのは今の日本の現状を考えると喜んでいいのか悲しんでいいのか迷います。
1日も早く日本公開を期待します。

>eddieさん

コメントありがとうございます。
この『新少林寺』は、日本人を悪く描くシーンもないので、公開されるのではないでしょうか。
ジェット・リーの『少林寺』は大ヒットしましたからね。
日本でも早く公開されるよう願ってます。

ニンハオ!
初めてコメントさせていただきます。
イタリアに行くアリタリア航空の飛行機の機内でこの映画を見ました。
英語字幕の北京語でしたが大満足!
もう少し映画の情報が知りたくて検索してこちらを知り、コメントを読ませていただいて、思わず自分もコメントを書きたくなりおじゃました次第です。
少林寺の僧達が人のために戦って、一人また一人と…。哀しいけどしっかりと見届けなくてはという思いでみました。
ニコラスもアイドル路線から、演技やカンフーの腕を上げ、映画界に欠かせない存在になってきました。
もちろんアンディー・ラウは相変わらず華があり、どうどうと主役を張ってますが、おいしいとこどりはなんといってもジャッキー!見せ場つくりましたね。
少林寺の最高位の僧も本当なつかしのキャストで、申し分のない貫禄でした。

日本ではまだ未公開なのですね。
公開され次第、ニコラスファンの友人とすぐ見に行きます。
最近観た「孫文の義士団」で香港映画の魅力をあらためて実感しましたが、「新少林寺」も正当派ですね。
やっぱり香港映画はカンフーアクションプラスドラマでなくちゃ!
日本公開楽しみにしています!

>xinfuさん

コメントありがとうございます。

日本公開は11月です。旧「少林寺」は日本でも大ヒットした映画でしたから、本作も話題になるだろうと思います。
日本語字幕と大画面でまた楽しんでください。

間違ったところ(少林寺)に投稿してしまいましたが、お返事いただきありがとうございます。飛行機ではパスして、でも台北のDVD屋さんが「とりあえずいいんじゃない?」てな感じで勧めるので一応DVDは買っておいて死蔵状態でした。ですので、大スクリーンで最初に見て本当に良かったと思います。ジャッキーファンは、カンフーを期待されているようですが私はジャッキーはあの役でぴったりだったと思っています。映画の主軸は時代を担っていく若者(あの2人の若い将軍たちを含めて)の話だと理解していますから。寺と人と仏を守る代表のような、3人の僧侶には涙がとまりません。誤解を恐れずに言えば、あの若さで「カッコよすぎます」。また、観にいくかな。。

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