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2010年1月

2010-01-31

マイケル・ジャクソン 『THIS IS IT』 Blu-ray & DVD 香港ヴァージョン

マイケル・ジャクソン THIS IS IT(特製ブックレット付き) [Blu-ray]

2010年1月26日に世界同時発売されたマイケル・ジャクソンのドキュメンタリー映画の傑作『This Is It』が香港でも店頭に並んでいたので買って来た。
ぼくは、Blu-rayとDVDと両方買った。なぜならブルーレイはDVDより特典映像が多くて、24ページの特製ブックレットがついている。DVDには付録で、ロンドンO2アリーナの舞台裏の通行証のレプリカ(裏は3D写真)がついているからである。それにDVDならiPhoneに入れることが出来るしね。

売り出されたのが火曜日だったのだが、今週は夜の接待が続いてなかなか観る時間がなく、土曜日の夜に小6の娘とまた楽しんだ。劇場で既に2度観てるが今回観ても全く飽きない。マイケルのパフォーマンスは何度見てもほれぼれする。

本編はブルーレイで観たが、映像の美しさもそうだが、音響が素晴らしい。AVアンプを通して聴くとその臨場感が凄い。並の映画よりずっとイイ音だ。CDでサントラ聴くよりこれを家でBGM代わりに聴けるってのはとてもゼイタクなことと思う。

特典映像は、2種類のメイキング、8つのフューチャレット、「スリラー」「スムース・クリミナル」のショートフィルム(5.1ch音声)、フォト・ギャラリー、予告篇が入っている。特典映像だけ見ても160分を超えるボリュームだ。

この特典映像のコンサートにたずさわった関係者、スタッフの話を聞いていると、もしマイケルが生きていてくれたら、O2アリーナでのライブは「地上最大のショウ」(The Greatest Show on Earth)になったことは間違いなかったなと思い、あらためてマイケル・ジャクソンの偉大さを思い知った。本当に惜しい人を亡くした。

彼が亡くなるまでは、あれだけバカにして叩いていたメディアは、今は手のひらを返したようにマイケル礼参の嵐である。マイケルがコンサートを開けなかった約10年以上の歳月、メディアに彼は「殺されていた」のだ。やっと彼が「生き返ろう」とした矢先、マイケルは死んだ。これだけの才能を死なせたメディアの責任(マイケルを異形のものとして扱った)もあるとぼくは思うのだけれど。

以前もココで書いたが、例のマイケルの裁判では、被告人であったマイケルは、セクハラしたと云われた子供の親から金をだまし取られようとしていたのである。マイケルは犠牲者なのだ。そのことをぼくは日本にいたときは知らなかった。香港で1時間の真面目な検証番組をTVで見た時そのことを初めて知ったのだ。日本でもマイケル逮捕は大々的に報道して、裁判の結果(これが大事)は大きく報道されなかったように思う。だから男の子に悪さをする変態オヤジというイメージだけが残ってしまったと思う。メディアに殺されるとはこういうことだ。

この映像の中で歌い踊るマイケルは、本当に "This is it" (おまちどうさま、いよいよだ!)だった。リハーサルは完璧、準備万端だったのだ。記者会見の映像でもはっきりと「ファンのために(コンサートをやる)」と明言している。彼は我々ファンのために帰って来てくれるはずだった…。3回目の映画『This Is It』を観ながら、そんなことを考えたら涙が出て来た。それを見てた娘に笑われたが、そんな想いのファンは世界中に多いと思う。

Michael Jackson's This Is It (2 Disc Collector's Edition) [DVD] [2009]

DVDに話を移そう。この2枚組のDVDは、パッケージが黒ヴァージョン。2枚目のボーナスディスクだけなぜか日本語字幕がついている。ブルーレイとの違いは、「スリラー」などのショートフィルムとフォト・ギャラリーが入ってないこと。香港では、他にスティールブック仕様のものもあるが、この限定版の黒ヴァージョンがおすすめである。中に入ってる3Dの写真(裏がO2アリーナの通行証)は3種類あり、好きな写真を選べるのだ。

ぼくはHong Kong Recordsで買ったのだが、馴染みの店員のおばちゃんが、「ポスターあげるあるよ。何枚もってカエルか?」と3本の束をくれた。さすがにそんなに要らないので、2本もらったが、後で考えたら「価値が出た」かもしんないのでもらっておけばよかったな、なんて思ったのだ(笑)。あ、あと見開きの白いディスコグラフィーもくれたな。

ブルーレイでもDVDでも、劇場で観た人も見なかった人も、この実現しなかった「地上最大のショウ」を楽しまれんことを。

Odoru3101107

Michael Jackson's THIS IS IT
Discover The Man You Never Knew

(Blu-ray)
High Definition Wide Screen Presentation (1.78: 1)
DTS-HD
111 mins

31-Jan-10-Sun by nobu

2010-01-30

「ジェイミー・カラム/ザ・パースート」 [CD] JAMIE CULLUM / THE PURSUIT

ザ・パースート(初回生産限定)

英国生まれのジャズ・ピアノマン、ジェイミー・カラムの新譜「ザ・パースート」"The Pursuit"である。

nohachanさんから薦められて聴いてみたら、これがなかなかイイのだ。

ジェイミー・カラムは、映画ファンにはクリント・イーストウッド監督の傑作『グラン・トリノ』のラストでかかるテーマ曲を歌ってた人と云った方がわかりやすいかも。

以前、ココでウーター・ヘメルのことを書いたことがある。彼も若かったがカラム君も若い。二人とも30代前半だ。二人に共通しているのは、ジャズをベースにして自作の曲を作って演奏していることだ。

20世紀のジャズ・シンガーは、ジョージ・ガーシュインやアービング・バーリンといったスタンダードとなった楽曲を歌っていたが、21世紀のジャズ・ヴォーカリストはシンガー・ソング・ライターが主流となるのであろうか。そんな気にさせる二人だ。

二人とも男性ヴォーカルで、正直色気は薄いが(笑)、とても聴き易いジャズであり、ジャズが苦手という人でも聴けるんじゃないかなと思う。

ハリー・コニック・JRや、マディソン・スクエア・ガーデンでのライブ盤があまりにひどくて、新譜(CRAZY LOVE)が出たのに、まったく買う気にさせないマイケル・ブーブレをしり目にこういった新興勢力が出てくるのはいいことと思う。

70年代にクロス・オーバー(フュージョン)が流行った時、「電気音の入ったのはジャズじゃない」とジャズ評論家の大橋巨泉氏は怒っていたものだが、そんな時代があったからこそ、こんなかっこいいジャズが出て来たのだと思う。

話を「ザ・パースート」に戻そう。カラム君は、自作の曲だけではなく、スタンダードも演奏してくれるのでおっさん世代には受け入れやすい。

1曲目の「Just One of Those Things」はコール・ポーターの名曲。アレンジがとてもよくて、これがコンサートのオープニングだったらしびれるだろうな、と思う。

2曲目以降は自作の曲が増える。「I'm All Over It」は楽しい曲。弾き語りの「I Think, I Love」は渋い。ピアノもボーカルも卓越しているので、とても安心して聴けて心地良い。

じつは、ぼくは「グラン・トリノ」の頃からカラム君の声を聴くと思い出す一人の日本のジャズメンがいる。(なんとなく似てるんだよなぁ…)

TOKU

彼の名前は TOKU。フリューゲルホーンとヴォーカルがとてもいい彼のアルバム『TOKU』('02)は発売当時何度聴いたかわからない。この中の「DO-RE-MI」(ドレミの歌 from 『サウンド・オブ・ミュージック』)はスイングしててホント小気味良いんである。これもいっぺん聴いてみなはれ。

てなことで。

Jamie Cullum / The Pursuit

30-Jan-10-Sat by nobu

2010-01-29

『婿探し千万弗』 Cinderella Jones (TCM)

Odoru2901102

TCM(ターナー・クラシック・ムービーズ)は、ぼくにとってオアシスのようなケーブルテレビである。往年の名作から、聞いたこともないような映画までクラシック・ムービーを24時間放送してくれいて、ヒマな時にはチャンネルを合わせ、チラチラ眺めながらパソコンを打ったりしていると幸せな気分になる。

ある日のこと。いつものようにTCMをチラ見をしていたら、楽しいミュージカル・ナンバーに出くわした。お嬢さんがカフェで恋人とちょっとした喧嘩をしてから踊るものだが、そのお嬢ちゃんがかわいくて、それにチョコっとだけ一緒に踊る太ったおっさんは、『カサブランカ』('42)で気骨なレジスタンスを演じたS.Z.サカールではないか!この映画はなんだ?と気になり調べたら、原題が "Cinderella Jones" (シンデレラ・ジョーンズ)という。あ、だから踊ってる時に靴を集めて、それを履かすシーンがあるのか、と納得し邦題を調べたら『婿探し千万弗』('46)というなんじゃこれ?な題名であったのだ(笑)

それからしばらくこの映画のことは忘れていたが、1月26日は女優ジョアン・レスリーの誕生日で、彼女の映画を放映するという。そのラインナップに "Cinderella Jones" があるじゃないか。あの踊ってたかわいいお嬢ちゃんは『ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ』('46)に出てたあの娘である。当日夜遅かったが、ビールを片手に観てみた。

ワーナー映画のロゴ。あ、そうか、これはワーナーか、ならミュージカルとしてはどうだろうと思ったが、監督がバズビー・バークレイと出て、お、これは期待が持てるかな?と思った。

物語は、恋人トミー(ロバート・アルダ)と共に舞台で歌ってるジュディ・ジョーンズ(レスリー)が、なんと1000万ドルの遺産を相続することになる。だがその条件として、2週間以内に知能指数が150以上の男と結婚しなければならない。彼女は婿探しに奔走するが、なかなかそんな男とめぐりあえない、というもの。

ふむふむ、だから日本の題名は「婿探し千万弗」なのか!? なんという映画の内容丸わかりの題名なんだ!と納得すると共に、映画そのものもそんなベタな題名と同じくらい脱力するものだったのだ(笑)

ネタバレだが、ラストは結局あんまり頭がいいとは思えなかった楽団の恋人トミーが、じつは知能指数200あることがわかり、めでたしめでたしとなるのである。これもなんじゃそら?なオチである。

ストーリーがあまりにたわいのないものなので、ミュージカル・ナンバーに期待したが、これも3曲ほどしかなくって、あのカフェでの踊りだけがよかったのである。つまりぼくが以前チラ見したのは、この映画のハイライトだったわけである。YouTubeにあったのであぷします。"Cinderella Jones"のナンバー。

ジョアン・レスリーは、左のまひげだけを上にあげる顔がとてもチャーミングだ。コメディエンヌとしてもイイと思う。この映画でもカフェでチーズと石けんを間違えて切ってサンドイッチを作ったりする。それを食べた彼氏候補の一人は口から泡とシャボン玉をいっぱい出しながらサンドイッチを食べるのだ(笑)それでも彼女が演じると憎めないというかわいさがある。

レスリーはまだ存命で、今年(2010年)の誕生日で85歳である。「かわいい娘」役からついぞ抜け出せなかったようだが、ハリウッド黄金時代にワーナーで活躍し、『アメリカ交響曲』('45)『ハリウッド玉手箱』('44)『ハイ・シェラ』('41)や『青空に踊る』('43)に出てたということで往年のファンには懐かしい存在であろう。白黒画面の彼女はたしかに魅力的だと思います。

Odoru2901106

この映画、残念ながらソフト化はされてない。だが、見るべきところは上にあぷしたミュージカル・シーンだけだと思うので(苦笑)、これで楽しんでくさい。

Cinderella Jones (1946)

Directed by Busby Berkeley
90 mins

29-Jan-10-Fri by nobu

2010-01-27

アイリーン・チャン&フィルム 張愛玲興電影 Eileen Chang & Film

Eileen Chang and Film

香港の地下鉄構内で見たこのポスターが気に入った。

香港政府のフィルム・アーカイヴによる特集上映のポスターだ。今回は「借銀燈」"Eileen Chang & Film"という特集である。

アイリーン・チャン(張 愛玲 Eileen Chang)は中国・上海生まれの小説家である。香港大学に学び、その後香港にも移り住む。その間、映画の脚本も書いた。

今回は、『南北一家親(原題)』"The Greatest Wedding on Earth"('62)など脚本を書いたもの、それに彼女の小説を映画化した『ラスト、コーション』(色・戒)"Lust Caution"('07)などが上映される。

期間は2010年1月16日〜3月7日まで。シネマ・ホンコン・フィルム・アーカイヴ(香港電影資料館電影院)にて。

詳しくは ↓

http://www.lcsd.gov.hk/CE/CulturalService/filmprog/english/2009ecf/2009ecf_index.html

張愛玲興電影 Eileen Chang & Film

27-Jan-10-Wed by nobu

2010-01-26

第16回(SAG)全米映画俳優組合賞 2010 16th Annual Screen Actors Guild Awards

Odoru2601106

2010年1月23日(現地時間)に行われた第16回(SAG)全米映画俳優組合賞(Scree Actors Guild Awards)が発表になり、嬉しいことに最優秀キャスト映画に『イングロリアス・バスターズ』が選ばれたのである!

このSAG賞は、一昨年までは香港でもStarWorldで生中継で見れたのだが、去年から放送しなくなってしまった。全米映画俳優組合の会員たちが、その年の最も優れた演技及び(アンサンブル)キャストを表彰するもので、監督賞や作品賞はない。そのためチト地味めの印象を持たせるのであるが、俳優が俳優を選ぶというので、選ばれた人は一様に喜んでいるのが印象的なのだ。『クィーン』でヘレン・ミレンが選ばれた時は「私が一番欲しかった賞です」と話してたからな。

TVでは見れなかったが、オフィシャルHPに受賞者リストとスピーチの採録が載っているので見てみた。結果は以下の通り。

受賞者リスト:http://www.sagawards.org/nominations

受賞者スピーチ:http://www.sagawards.org/16_awards_accept

(ゴールデングローブ賞の時と同じで、TV部門はうといもんで映画のみ書かせてもらいます。すんません)

最優秀助演女優賞 モニーク 『プレシャス』

最優秀助演男優賞 クリストフ・ウォルツ 『イングロリアス・バスターズ』

最優秀主演女優賞 サンドラ・ブロック 『ザ・ブラインド・サイド』

最優秀主演男優賞 ジェフ・ブリッジズ 『クレージー・ハート』

最優秀キャスト賞 『イングロリアス・バスターズ』

見ると、先日のゴールデングローブ賞と同じ顔ぶれだった。『アバター』は殆どが青色人間なので(CGなので)俳優組合からは評価されなかったようだ。

最優秀作品賞にあたるキャスト賞に『イングロ』が選ばれたのは嬉しい限り。会場にブラピは来てなかったようで(離婚で忙しいのか?・笑)イーライ・ロスが賞を受け取っていた。

この賞もアカデミー賞に影響を与えるので、ここで選ばれた人たちは賞レースのトップに躍り出た感じですな。しかし、ジェフ・ブリッジスにサンドラ・ブロックという数年前までは賞には無縁の人たちがこうやって評価されるのはイイことなんだろう。ま、個人的にはサンドラ・ブロック嫌いなんですけどね(爆)。今回はアカデミー賞本命と云われてたジョージ・クルーニーはどうなるんでしょうか?

次は、2月21日発表のBAFTA(英国アカデミー賞)が楽しみであります。

16th Annual Screen Actors Guild Awards

26-Jan-10-Tue by nobu

2010-01-25

『くもりときどきミートボール』 3D Cloudy with a Chance of Meatballs

Odoru2501102 香港でも2009年12月31日から公開となった3D映画『くもりときどきミートボール』"Cloudy with a Chance of Meatballs"を小6の娘と楽しんで来た。

日曜の午後12:15の回へ行ったのだが、父子家庭の我が家としては、この時間なら映画館で昼ご飯を済ませることができる。ホットドッグとポップコーン(スィートと塩のミックス)、それにスプライトを買って席に着いた。ま、そんな家庭も多いのだろう。売店は長蛇の列で、映画が始まってから席に着いてる人も多かったよ(笑)。

全く予備知識なしで行ったのだが、意外と拾い物だったな、コレ。

【物語】 とある島に住む発明家になりたい男フリント・ロックウッドが、イワシが主食の島民においしいものを食べさせてあげようと、コップ一杯の水を入れるだけで好きな食べ物になるマシンを発明する。だが、そのマシンは暴走して雲の上まで飛んで行ってしまう。「また失敗か…」とフリントが落ち込んでいると、雨水を含んだ雲から落ちて来たのは雨ではなく、チーズバーガーだった。島民は毎日色々な食べ物が降ってくるので大喜び。たまたま来ていたお天気キャスターがその現象をテレビで放送してから、観光客もやってくるようになった。市長は喜び、島民も喜んでくれる。いちやく島のヒーローとなったフリントだが、降ってくる食べ物が徐々に大きくなってしまうのだった…。

今年(2010年)のゴールデン・グローブ賞でもアニメ部門でノミネートされている本作。

冒頭、コロンビア・マークが巨大なバナナにつぶされる(笑)。"A Flilm by a Lot of People"だって(笑)

空から食べ物が降ってくるというキテレツなお話なのだが、色々考えさせれることが内包されている。空から降ってくるのは、チーズバーガー、スパゲッティ・ミートボール、ピザ、チキン、アイスクリームとジャンクフードだらけ。お陰で身体を壊す子供も出てくるし、肥満になる人もいる。食べ残した残飯は、ブルドーザーで回収してゴミの山のように積み上げて行く。だが、やがてその残飯の山が崩れ島からみんな脱出しなくてはならなくなるのだ。

ちなみにだが、この島民が主食にしている鰯(いわし=Sardine)は、血液の循環をよくするEPAを多量に含み、人間の身体にすこぶる良い食材なのだ。「魚へんに弱い」と漢字で書くこの魚は早く食べないと腐るので、この島のように新鮮な鰯を食べられるのはとても幸福なことなんである。ぼくは昔水産会社で鰯関連の仕事してたので知っているのだ。

Odoru2501105

主人公は、小学校の時から発明家に憧れ同級生にバカにされながらも研究を続ける。その最大の理解者であった母は早くに他界し、今は頑固で口べたな父と二人暮らし(この父の声がジェームズ・カーン!)。"Nerd"(うすのろ、おたく)と云われ島民からもうとんじられていた彼は、天気キャスターとして来た同じ境遇(科学おたく)のサム・スパークスと恋に落ちる。このあたりは、作り手(ほとんどがNerd)の「夢」なんだろうな、と思う(笑)。巨大なゼリーの中でデートするシーンなど「甘ーい」よな(笑)

ラストは、主人公が自分で自分のケツをふくため、お、失礼、(ファミリー・ムービーなので)上品に言い直すと、自分で蒔いた種を刈り取るため、「強い男」となり、『スター・ウォーズ』ばりの活躍を見せる。

娘も飽きずに観てて、(娘の)評価も高かった本作。日本での評判を全く聞かなかったのだが、もう去年(2009年)9月に公開されてたんだね。ぜんぜん知りましぇんでした。もしヒットしなかったのならもったいない。コレ良い映画だよ。3Dアニメとしての出来もいいし、夢もある。

それにしても… 小6の娘も、劇場内の子供の年齢層の低さを見て、「ちょっとね…」と話してた。もう雑誌「ニコラ」を読むお年頃。3月に卒業したら中学生になる。そうなると、父親とアニメ映画おろか、映画館へ一緒に行ってくれる機会も減るだろう。それが健全な成長なので仕方がないが…。

この映画を見終わって「ホットドックもう一本食べたくなった!」なんて、(映画のテーマをちっとも理解してないノー天気な)娘の感想聞くのが楽しかったんけどな(笑)

Cloudy with a Chance of Meatballs (2009) 3D

Directed by Phil Lord, Chris Miller
90 mins

25-Jan-10-Mon by nobu

2010-01-23

『Dr.パルサナスの鏡』 The Imaginarium of Doctor Parnassus

というわけで、昨日『ブラザーズ・グリム』を観て予習も済んだので、テリー・ギリアム監督の新作映画『Dr.パルサナスの鏡』 "The Imaginarium of Doctor Parnassus"へ行って来た。

Odoru2201102 のっけから正直に書くと、ぐーぐー寝ちゃったよ(苦笑)

こんなに寝たのは、『ライラの冒険 黄金の羅針盤』以来だわ(笑) あの時は二日酔いでしんどかったのを覚えてるので、今回、体調も上々で行ったのに寝ちまったのは映画代(HK$68=約794円)がもったいなかったなぁ・・・。

映画が好きなのに映画館で寝るってのは、映画が好きじゃないのではないか?と時々人に云われるが、退屈なのだから仕方ない。高校の時から寝てて、映画好きの友達によく説教されたものだ。

今回は、テリー・ギリアムだもん。そーでなくても小難しい映画。頑張ったんだけどね、ダメだったわ(はぁ)。

ドクター・パルサナス(クリストファー・プラマー)は1,000歳越えてるじーさん。彼は「イマジナリウム」という魔法の鏡を使って興行をしている。その鏡の中に入ると密かな人の欲求を満たしてくれる世界が見えるのだ。ドクターは不老不死と引き換えに、自分の娘バレンティナ(リリー・コール)が16歳になったら、悪魔のMr.ニック(トム・ウェイツ)に引き渡す約束をしてしまっていた。馬車になってる移動見世物小屋で、今日もロンドンのパブの前で営業を始めるが、酔っぱらいがからんできて騒動になってしまう。その日の夜、橋の下に吊るされた若者トニー(ヒース・レジャー)を助け出す。助けられたトニーは魅力があり、女性客も増え見世物も繁盛しだすが、悪魔とのタイムリミットは3日後にせまっていた…。

どーだい?この物語。ま、この題材は映画でしか描けない世界で、ギリアムのイマジネーションとファンタジーを好きな人には面白く見れる映画なんだろうと思う。けど、俺には「わかんねー」世界だった(笑)。

主役であるヒース・レジャーは、この映画の撮影中に死去した。ギリアムは、製作を断念するが、ヒースの遺作ということもあり、何とか他の方法で撮影を続行しようとする。その結果、現実の世界はヒースが演じ、鏡の中に入ったら別の俳優になるという方法でこの映画を完成させた。

その別の俳優とは、ヒースの友人であるジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人である。彼らはこの映画の出演料を全額ヒースの遺児に渡したという。美談である。
映画が終わった時、クレジットに"A film from Heath Ledger and friends"と出るのが泣かせる。

キャストはだからとても豪華なものになっている。その他にもドクター(クリストファー・プラマー)は『サウンド・オブ・ミュージック』で「エーデルワイス」唄った人だし、見世物小屋の若い男アントン(アンドリュー・ガーフィールド)は『大いなる陰謀』に出てたな。ドクターに師事するコビトのパーシー(ヴァーン・トロイヤー)は『オースティン・パワーズ』でミニ・ミーやった人。悪魔(トム・ウェイツ)はシンガー・ソング・ライター。彼の『ワン・フロム・ザ・ハート』のサントラは良かった。16歳の娘役のリリー・コールはドール顔のイギリスのスーパーモデル。

そんなかんだで、映画の評価が今回はちゃんとできまへん。すまん。ぼくはただヒースの遺作だから彼を眺めに行ったようなものだったなぁ。(同じような作りの『死亡遊戯』よりはマシか・笑)

ぼくにはテリー・ギリアムは「肌にあわない」のがよくわかったよ。けど、リリー・コールのおっぱいはデカかったことは覚えてマス(笑) 鏡の中のSFXよりそっちの方がファンタスティック!(爆)

The Imaginarium of Doctor Parnassus (2009)

Produced, Written and Directed by Terry Gulliam

124 mins

22-Jan-10-Fri by nobu

 

2010-01-22

『ブラザーズ・グリム』 THE BROTHERS GRIMM (午後のロードショー)

ブラザーズ・グリム [DVD]

テリー・ギリアム監督の映画『ブラザーズ・グリム』 "The Brothers Grimm"('05)がTV東京の「午後のロードショー」で放送された(2010年1月21日・木)。いつものようにロケフリから録画して夜家に帰ってから観た。

ギリアムの新作『Dr.パルサナスの鏡』が香港でも公開になり(日本でも1月23日から)、ぼくはそれを観に行くつもりでいて、この『ブラザーズ・グリム』は観てなかったのでありがたい放送だった。

主役のグリム兄弟を演じるのは、マット・デイモンとヒース・レジャー。グリム童話の誕生秘話をちりばめたダーク・ファンタジー&コメディである。

19世紀のドイツ。兄ウィル(マット・デイモン)と弟ジェイコブ(ヒース・レジャー)のグリム兄弟は、村々を旅して、村人たちを苦しめている魔物を退治しては賞金を手にしていた。だが実際は、魔物を助手たちが演じるというイカサマで人々を騙すペテン師だったのだ。それがバレて将軍(ジョナサン・プライス)に捕まった彼らは、罪の軽減を条件に、少女たちが失踪している村へ派遣される。だが、そこには本当に魔物が住みついていたのだった…。

「白雪姫」「ジャックと豆の木」「ヘンゼルとグレーテル」「赤ずきん」などの話が盛り込まれたストーリー展開。「グリム童話」は本当は怖い話なんだぜ、という本もあるくらいだから、このくらいのダークな色調の映画にはちょうどいいのだろう。

印象としては、ティム・バートンの『スリーピーホロウ』にシニカルなジョークを入れたような感じ。アート・ディレクションも凝ってて、ギリアムらしい映画になっている。

劇中、村の少女が井戸の水を汲んでいると、そこにカラスが落ちてくる。すくいあげたカラスはまだ生きていて羽をバタバタさせる。するとどぶのような黒い泥が少女の顔面をおおい、やがて目だけがなくなってのっぺらぼうになる。その後、黒い泥にその目がついて人形のようになり(コミカルに)暴れだすのだが、この辺りは結構不気味で怖い。

この「午後のロードショー」は時間帯が午後1時半から3時半までだ。ひょっとして、学校を休んでる子供がなにげに見てたらトラウマになっちゃうだろうに、と思った(笑)

村の助け出す少女の姉を演じるのがレナ・ヘディ。彼女はTVシリーズの「ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ」のサラ・コナーである。イイ女だ。「ターミネーター」見てから、この映画を見たもんで、出て来た時から「お、こいつは強えんだろうな」とすぐわかっちゃったよ(笑)。

物語は、こっちがそうなるんだろうなぁと思って観てるとその通りの結果となる。そういう意味で安心して観てられる映画(笑)。だからだろうが、平坦な印象しか残らなかった。大人向けというわけでもなく、ファミリー・ピクチャーでもない。(モンティ・パイソンのギリアムなのに)笑えるところも中途半端な感じだったな。

鏡の魔女は「鏡よ、鏡、世界で一番美しいのは誰?」と定番のセリフを話す。この女王をモニカ・ベルッチが演じる。ミイラ化した老婆になってるのに、鏡に映る時だけ美女になるのだ。美を追求する女ゴコロはいつの時代になっても変わらない。じつはそのことが一番怖かったりして(笑)

BROTHERS GRIMM (2005)

Directed by Terry Gilliam

22-Jan-10-Fri by nobu

2010-01-21

おめでとう!『ハングオーバー』日本公開決定!

The Hangover Movie (Group in Car) Poster Print - 24

昨夜nohachanさんからコメントを頂き知ったのだけど(nohachanさん いつもありがとうござんす)、映画『ハングオーバー』日本公開が正式に決定!したのだと。

映画評論家の町山智浩さんがついったーに書いてるのだ。(TomoMachi on Twitter)

よかったねぇ。これで日本も先進国の仲間入りだ!(笑)

ぼくはココで、一時は劇場公開見送りにしたワーナー日本支社の人を悪く書いたけど、ホントこの『ハングオーバー』は10年に一本のコメディ映画だと思うから、公開されないのは悔しかったのデス。けど、公開になったので、ワーナーの皆さんも男を上げたと思います。あんたはエラい!悪く書いてごめんなさい、でした。

やっぱり署名運動が功を奏したと思います(ぼくも参加したよ)。よかったですね皆さん。ゴールデングローブ賞受賞も後押ししたかも知んない。

とまれ、ぜひ満員の劇場で大笑いしてこの映画を楽しんでくだされ。(3月日本発売予定だったDVDは延期とのこと)

絶対見逃すべからず!大傑作だぜ『ハングオーバー』は!

21-Jan-10-Thu by nobu

『ハングオーバー』 ぼくの感想文
http://nobuyasu.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/the-hangover-5a.html

2010-01-20

『カールじいさんの空飛ぶ家』サントラ盤の謎? "UP" Original Soundtrack

Odoru1801102

一昨日(2010年1月18日)のゴールデングローブ賞で最優秀オリジナル作曲賞(最優秀アニメも)を受賞した映画『カールじいさんの空飛ぶ家』"UP"だが、これ町のCDショップへ行ってもサントラ盤を売ってない。

去年、娘(小6)もサントラ欲しいというので、中環(Central)のHMVで探したけどなかった。店の人に聞いたら、「発売されてない」という。「発売予定はあったが、いつの間にかなくなった」というのだ。

なんかミステリアスやなぁ?と思い、その裏には大きな力が動いてて、触れてはいけない何かがあるのか?と思い、「これ以上、探ってはいけない…」と自分に言い聞かせ、半ば諦めていた。

で、先日たまたま iTunes Store を眺めてて、久しぶりにサントラ・コーナーに行ったら、あんとあるではないか!『カールじいさんの空飛ぶ家』が!

なんのことはない、CDでは発売されず、ダウンロードだけの販売なんだと。

iTunes Store カールじいさんの空飛ぶ家 オリジナル・サウンドトラック

考えたら PIXER (Disney)は Apple のスティーヴン・ジョブズ氏が株主になってるし、そう考えるとダウンロードのみの販売というのも納得がいく。キラーコンテンツになり得るからだ。

さっそくダウンロードして(1,800円也)、CDに焼いた。これで娘のiPodにも入れてあげることが出来る。

今週号の週刊文春(1月21日号)に町山智宏氏が"Obsolete"という記事を書いていたが、FAXなどは、もう「時代遅れで使われなくなったもの」になろうとしている。CDやDVDもこれからは全てダウンロードして買う時代になるだろう、と。

実際にアメリカのiTunesへ行くと、映画もテレビもバンバン配信されている。MGMミュージカルなんて殆どあるんだよな(ウラヤマしいー)。今月末(1月27日)に発表になると噂されるアップルのタブレット型PC(iPhoneのデカ画面みたいなもの。約10インチとか)が出れば、ダウンロードしてそのまま映画などが楽しめるわけで、そうなるとPCよりこっちを持ち歩きたくなるわな。

アナログのレコードの時代から、CDやDVD、はたまたBlu-rayまで、ディスクというものが販売されなくなる時代がもうそこまで来てるのかも知れない。

そしたらどーしよーか?高2の息子が(大げさだが)「床が抜けないか心配」と云う、ぼくのCDやDVDのコレクションは…。

考えたら今まで様々なソフトが出ては消えて行った。レコード(LP、EP)、カセットテーブ、ビデオテープ(VHS、ベータマックス)、VHD、レーザーディスク、CD、MD、DVD、HD-DVD、Blu-ray…。

自分が生きてる間にこんなにも速いスピードで、製品が淘汰されていく。視聴覚文化を好きで良かったとは思うが、「永久保存版」と思って大事にしていても、ハードそのものも無くなるのも速い。なんか、良い時代なのか、悪い時代なのか?わかんなくなってくる。ずいぶん無駄使いしたのかな?と反省しちゃったりなんかしちゃったりして。(←もー遅いか・笑)

そんなかんだで、今年はソフトを買うのをちょっと控えようかと(今は)思ってるのでアール(笑)。

UP Original Soundtrack

20-Jan-10-Wed by nobu

2010-01-19

第67回ゴールデングローブ賞授賞式 The 67th Annual Golden Globe Awards 2010

香港時間2010年1月18日(月)午前8:00から始まった、第67回ゴールデングローブ賞授賞式。最初の1時間はいつもの通りレッドカーペットを歩くセレブへのインタビューだ。

今年は、残念ながら生中継を見れなくて、StarWorldの放送を録画しておいて夕食の時から見始めた。なんと豪華な夕食だろう。ハウス・ビーフシチューも、いつも家で飲んでるがぶ飲みチリワイン Montes Alpha(Merlot)も高そうに感じられる(笑)

現地はあいにくの雨、みんな大きな傘をさしている。女優さんはドレスが濡れてかわいそうだ。ジョージ・クルーニーが、傘もささずファンと話している。それを見て小6の娘に、

「ほらほら、おとーさんにそっくりのジョージ・クルーニーだよ!」と云ったら、

「はぁ?似てんのは白髪だけじゃん」とシチューのスプーンを離さないで云う娘。

もうこいつとは話さん!と思いつつ、「もっともだ」と思う父(当たり前)。

去年の主演男優賞のミッキー・ロークが、モデルみたいなオンナを連れて登場。コイツ今年一本も映画に出ないで、また遊んでやがんな?とオンナを見ながら思った。チョーシにのってるな、と(笑)。ま、ジョージ・クルーニーに似てると云ってる俺もチョーシこいてるけど(すまん)。

そして授賞式の始まりだ。今回のホストは英国人のリッキー・ジャーヴァイス。ぼくはホストが誰か知らなかったので嬉しかった。彼は、BAFTA(英国アカデミー賞)でも何回かホストをやってるハズ。去年『ゴーストタウン』(これも面白いのに日本では未公開。なんで?)で主役をやり、プレゼンターもやったので、今年ホストになったのだろう。

Odoru1512098 英国版TVシリーズのコメディ「OFFICE」の主役である彼は、米国版「OFFICE」のステーヴ・カレルのことをちゃかして笑いをとったりして、つかみはオッケー。英国人ならではのシニカルさだ。

そして、最優秀助演女優賞の発表。プレゼンターのニコール・キッドマンが、ハイチ大地震の募金を呼びかけた後、『プレシャス』のモニークを呼び上げる。

原稿を考えてなかったと云うモニークのスピーチはのっけから感動的だ。

(以下、テレビシリーズの受賞に関してはうといので、映画のトコだけ重点的に書きます。すまん)

最優秀アニメ作品のプレゼンターにポール・マッカートニー登場。作品賞は、『カールじいさんの空飛ぶ家』。

シェールが出て来てオリジナル・ソング賞を『クレージーハート』と発表。『エブリィバディズ・ファイン』でノミネートされたポール・マッカートニーも来てるのにね(汗)

オリジナル作曲賞は、『カールじいさんの空飛ぶ家』のマイケル・ジアッキーノが受賞。

コレン・ファレルがコメディ・ミュージカル部門の主演女優賞プレゼンターで登場。受賞は『ジュリー&ジュリア』のメリル・ストリープ。自身のお母さんの話がよかったなぁ。

オリジナル脚本賞は、『マイレージ・マイライフ』のジェイソン・レイトマンとシェルドン・ターナーに。タランティーノが落ちたのは個人的に残念。

テレビのミニシリーズの主演女優で受賞した、ドリュー・バリモアは、自身の過去(色々あったからにゃー)から今、こうやって活躍出来てる事に感謝してた。

サミエル・L・ジャクソンが作品賞候補の『イングロリアス・バスタース』を紹介した後、外国語映画賞のプレゼンターとして、ソフィア・ローレンが登場。スタンディング・オベーションだ。受賞作はミヒャエル・ハネケの『ザ・ホワイト・リボン』がカンヌ映画祭に続いて受賞。

ハル・ベリーが登場し、最優秀助演男優賞を発表。『イングロリアス・バスターズ』のクリストフ・ヴォルツが受賞。

そしてロバート・デ・ニーロとレオナルド・ディカプリオが登場。デ・ニーロは「スコセッシは映画とセックスした男だ」と紹介する(笑)。そして、ディカプリオは、自分のメンターであり、数百年を経ても歴史上に残る名匠としてマーティン・スコセッシ監督を紹介する。

数々の名場面の後、スコセッシが舞台に立つ。そしてセシル・B・デミル賞を受け取る。過去の偉大な映画監督(ヒッチコック、ジョン・フォード、黒澤明、B・デミルなど)に映画の尊敬と感謝の念を語り、昔の映画の保護を訴え、感謝の意を表した。
会場には、アーノルド・シュワルツェネッガー知事、ジョージ・ルーカスの顔もある。

ホストのジャーヴァイスがビールを飲みながら登場。飲まされたのは次のプレゼンターのせいだ。そいつはメル・ギブソン、と紹介する(笑)

そしたら、メル・ギブソンは最初酔ったふりして、「俺はイングローリアス・バスタース(不名誉な落伍者たち)を紹介する」と云って監督賞を発表する。

Odoru1801109 そして監督賞は『アバター』のジェームズ・キャメロンへ。『インビクタス/負けざる者たち』のクリント・イーストウッドはなぜか欠席だった。『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビクロー(キャメロンの元妻)はいたが。

コメディ&ミュージカル部門ノミネート『ハングオーバー』の紹介に三人の主役とマイク・タイソンが登場。タイソンがタイソンとして出演してるのが重要と云い笑いを誘う。

そして、プレゼンターとしてリース・ウィザースプーンが登場。受賞作を『ハングオーバー』と発表!コレは個人的にチョー嬉しい。日本で公開を見送ったワーナーのバカ重役に「それみろ!」と云いたくなった。こんな傑作を公開しないなんて!今からでも遅くない。急遽劇場公開となれば、そのバカ重役も男を上げるハズ。そう思う(マジで)。

ミッキー・ロークがミュージカル・コメディ部門主演女優賞を発表。『ブラインド・サイド』のサンドラ・ブロックが受賞。すまん、ぼくは彼女あんな好きじゃないのだ(苦笑)。キレイじゃないし、声もダメなのだ。ま、今まで頑張ってハリウッドを儲けさせたご褒美なんだろうね。

同部門の主演男優賞は、『シャーロック・ホームズ』のロバート・ダウニー・JRへ。華のあるスピーチでサスガだ。

ケイト・ウィンスレットがドラマ部門の最優秀主演男優賞を発表。受賞者はあんと!ジェフ・ブリッジズ(『クレージー・ハート』)!ジョージ・クルーニーだとばかり思ってたのでビツクリ。これはスタンディング・オベーションだ。名前は売れてるが賞とは無縁だったブリッジズにも、これは映画ファンにも嬉しい受賞である。

そして、ジュリア・ロバーツ登場。ドラマ部門の作品賞を発表。

『アバター』が受賞!キャメロン監督以下、シガニー・ウェーバーなど舞台に上がり(青い人に変わり)受賞を喜んだ。

うーむ、個人的には、これでアカデミー賞も『アバター』が勢いづいたな、って感じ。

今年も楽しみました。ワイン一本空けたが、このままアップします。良い気分です。おやすみーたん。

18-Jan-10-Mon by nobu

(↓オフィシャルサイトで受賞スピーチが見れるよ)
http://www.goldenglobes.org/nominations/

2010-01-18

『インビクタス/負けざる者たち』 INVICTUS

クリント・イーストウッド監督の新作映画『インビクタス/負けざる者たち』"INVICTUS" が香港でも2010年1月14日から公開になったので行く。

Odoru1801102 考えてみると、昨年(2009年)の2月、3月はクリント・イーストウッド監督の珠玉の名品『チェンジリング』、『グラン・トリノ』と立て続けに公開され、なんと贅沢な時間だったのだろうか、と満足したものだった。

そして、今年の1月、またイーストウッド監督にやられた!
この『インビクタス/負けざる者たち』は、スポーツを扱った正攻法の感動作。素直に泣ける映画だった。

1995年、ラグビーのワールドカップが南アフリカで開催された。その時の南ア代表チームとネルソン・マンデラ大統領の実話をもとにしたストーリー。

マンデラ大統領に扮するのは、モーガン・フリーマン。これが話し方から歩き方からクリソツで驚かされる。彼はエグゼクティヴ・プロデューサーでもあるので、力こぶの入った演技だったよ。儲けなきゃいかんしね(笑)

マット・デイモン扮するのは、南アフリカ・ラグビー・チームのキャプテン、フランソワ・ピナール。デイモンは、ピナールにも似せてるが、裸になったら体つきが本当にラグビー選手のようで、これにも驚いた(笑)

マンデラ大統領は、1994年にアパルトヘイト後、初めての黒人大統領となったが、南アフリカでは黒人と白人の対立がいまだに続いていた。大統領は、国を一つにするためラグビーを使ってキャンペーンを張ろうとする。

Odoru1801106 マンデラ大統領は、もう既に歴史上の人だが、彼が理想として掲げた人種的偏見のない国家の樹立に、ラグビー、そしてピナールという男をはじめチームの面々がどうかかわり、どう変わっていったか。マンデラの大統領府の側近たちはじめ、国民もどのように変わって行ったのかが描かれて、感動を盛り上げる。

スプリングボックスと呼ばれる、チームの金と緑のラガーシャツ。教会での配給で、それを黒人の子供はいらないという。白人のチームのものを着ると仲間にいじめられるから、というのがその理由だ。英国対南アのラグビーの試合でも、南アの黒人たちは英国を応援している。そんな敵対する白人と黒人を「融和」させるため、代表チームは黒人地域へ行き、空き地で子供たちにラグビーを教えたりする。

一つずつ、小さなことから始まった活動は、やがてワールド・カップに南ア・チームが勝ち上がることで、国家として一つになって盛り上がっていく。そこには白人も黒人もない、南アフリカ国民として皆が応援するのである。ラスト、ニュージーランドの圧倒的な強さを誇る”オールブラックス”との試合でも、(結果がわかっていても)南アに声援を送りたくなってしまう。

近代史の中で、1995年南アフリカでのラグビー・ワールドカップがいかに重要だったかがよくわかった。

Odoru1801105 ただ、イーストウッドはアメリカ人なので、だからだろうが、試合の場面がもう一つやったな(だって、アメリカ人はラグビー見ないからね)。スローモーションも使って、迫力はあるのだが、パスをまわすとこなんかがなくって、ラグビーの持つスピード感が出せてないのが残念。
(といっても、これは『ロッキー』なんかと違って、ラグビーの試合結果が重要なわけではないんですけどね…。なんか惜しいなと思うのだ)

イーストウッドって人は本当に偏見のない人なんだなぁ、って思う。『グラン・トリノ』なんか観てても思うが、人生の前半と後半でこうも印象の変わる人も珍しいよな。マカロニ・ウェスタン、ダーティ・ハリーのタフガイが、監督となり「弱いものの視点」で映画を取り続けているという現実。もう80歳近いが、こんなハイペースで映画を撮り続けているのも凄いよね。あ、やっぱ彼はタフガイなんや?と今書いてて思ったわ(笑)。

こうやって書くと道徳的な映画のように思うかも知れないが、マンデラ大統領も決して清廉な君子のようには描かれず(30年近く牢獄で過ごした不屈の精神の持ち主であるが)、娘との確執や、超グラマーなお姉ちゃんとパーティで踊ってる時に「私の父親の時代は一夫多妻制だったが、君を見てると、父がウラヤマしいよ」と云ったりと、父として、男としても描かれているのもイイ。

余談だが、この映画のいいのは英語がわかりやすいところ。アフリカーナの話す英語なので、皆ゆっくりだし、発音がはっきりしている。だからネイティヴ・イングリッシュ・スピーカーではないぼくにはわかりやすかったのであーる。英会話の聞き取りの勉強にも良い映画と思いマス。

日本では2010年2月5日よりロードショー。

INVICTUS (2009)

Produced and Directed by Clint Eastwood
133 mins

18-Jan-10-Mon by nobu

2010-01-15

TIME誌 2009年映画ベストテン & オスカー予想

アメリカの雑誌「TIME」の選ぶ2009年映画ベストテンである。

最近ぼくは、TIMEをiPhoneのアプリの一つ TIME Mobile で読むようになったので、この記事があったのをしばらく気づかなかった。タイムスタンプを見ると2009年12月8日となっており、まだ『アバター』などクリスマス映画の公開前なので、こんな結果になったのだろう。

以下、Richard Corliss氏の選んだトップテン。

Odoru1401105

Top 10 Movies

  1. The Princess and the Frog
  2. Up
  3. Fantastic Mr. Fox
  4. The Hurt Locker
  5. Up in the Air
  6. The White Ribbon
  7. A Single Man
  8. Of Time and the City
  9. District 9
  10. Thirst

”Who Will Go Home with an Oscar?” (誰がオスカー持って家に帰るか?)
http://www.time.com/time/specials/packages/article/0,28804,1949936_1949920_1949924,00.html

今年のアカデミー賞は、2010年 3月7日が授賞式で、まだゴールデン・グローブ賞(1月17日)も発表されてない段階での予想なので「当たるも八卦」であるが、これから映画を観る時の参考になると思うので書いておく。

21人の著名な評論家の投票により以下のような予想となった。

Odoru1401106

まず、誰もが予想しているのは、助演男優賞は『イングロリアス・バスターズ』のクリストフ・ヴァルツ、助演女優賞は『プレシャス』のモ・ニークで決まり、ということ。

主演女優賞は、『An Education』のキャリー・マリガンか、『ジュリー&ジュリア』のメリル・ストリープ(またかよ!?)のどっちか。主演男優賞は、『マイレージ・マイライフ』のジョージ・クルーニーでほぼ決まりだろう、と。

監督賞は、『ハート・ロッカー』のキャサリン・ビグロー。もし取ったら女性監督初となる。ジェームズ・キャメロンの元妻で、『アバター』でキャメロンも監督賞ノミネートとなればおもろいね。他に、『イングロ〜』のタランティーノもノミネートされるだろう、と。

脚本賞は、『マイレージ・マイライフ』、『(500)日のサマー』、『イングロ〜』が挙がってる。以前もココで書いたが、脚本賞をとった映画は必ずと云っていいほど面白い。アカデミー賞で最も注目は脚本賞とぼくは思ってるのだ。

作品賞は、低予算のインディー映画であまりヒットもしなかった『ハート・ロッカー』を推す人が多かった。だが、メジャーな『マイレージ・マイライフ』が本命とも。

ま、結果はどうなるかわからんちんだが、まだぼくも観てない映画も多いので何とも云えない。とりあえず香港時間では来週月曜(1月18日)にStarWorldで生中継されるゴールデン・グローブ賞が楽しみであります。こっちは、ミュージカル・コメディ部門で『ハングオーバー』にとってほしいデス。

15-Jan-10-Fri by nobu

2010-01-13

『フォロー・ミー』 The Public Eye (午後のロードショー)

2010年1月12日(火)の朝、昨夜の残り物のクリームシチューをほうばりながら、朝日新聞(国際版)のTV欄を見ていたら、”TV東京・午後のロードショー・映画『フォロー・ミー』”と書いてある。「うわぁ、懐かしー!」と、思わずシチューのじゃがいもが口から出そうになった(笑)。嬉しい放送である。

Odoru1301102 なぜ嬉しいかというと、この映画なぜかわからんちんだが、ビデオにもDVDにもなってない。何かの権利関係の問題だと思うが、本国英国でもアメリカでも出てないのである。なので、隠れた名作と云われている一本なのだ。

さっそくロケフリで録画して、夜、子供が寝てから楽しんだ。
まず、吹替がイイ。多分70年代、TVで初放送した時のものだと思うが、ミア・ファロー(倉野章子)、マイケル・ジェイストン(西沢利明)、トポル(石田太郎)という布陣。トポルの声は最初、刑事コロンボの小池朝雄かと思ったが、2代目の石田太郎だった。この吹替だけでも価値がある。

なんと素敵な映画だろう。これはラブコメとしても傑作だが、結婚とはどういうものか?を教えてくれる見事な映画である。結婚してる人も、結婚をこれからする人も、ぜひ見ておくべき一本と思う。

公認会計士の夫 チャールズ・シドニー(ジェイストン)は、ハイソな上流階級の生まれ。タキシードを着て音楽会へ行き、自宅でパーティを開いても一流の人々が集まる。かたや妻 ベリンダ(ファロー)はカリフォルニア生まれ、両親は離婚し放浪の旅をしてロンドンへ行き着いた。奔放で明るい彼女は、真面目なお嬢様ばかり見ていた夫からは新鮮に映った。彼は彼女を美術館へ誘い、絵を教え、音楽を教え、彼女も喜んで彼の言葉に耳をかたむけた。が、結婚してから、彼女は変わった。明るさは消え、家で何も話さない。毎日一人で外出しては遅く帰ってくる。家でお客があっても、音楽会へ行く約束もすっぽかす始末。夫は毎夜外出する妻の浮気を疑い、探偵事務所へ捜査を依頼する。

夫は、「育ちの違う相手と結婚したことが間違いだった」と悟る。堅い職業で成功している夫は、結婚も「契約」だと思っている。彼女は(自分の)妻らしくふるまうべきだ、と。

夫は恋愛時代、そんな自由な鳥のような彼女を素敵に思っていた。だが結婚してからは、彼女を鳥かごへ入れようとする。そのことに気づいていない。

「妻らしくしろ」という夫に、妻は反論する。

「ここは私の家じゃない。学校よ。教わるのは嫌いじゃないけど、口やかましい校長先生からは嫌よ。あんたあたしのこと生徒と呼んだわね。生徒って独立した大人になるために教わる人のことよ。あんたあたしを独立させたくないんだわ」

「恋愛時代はお互い宝物を見せあってたのに、結婚したらそれがストップしたわ」

「あたしは結婚という目的地へ着いたらいらなくなった切符なの?」

恋愛と結婚は違うだろう!という夫に、

「結婚しても二人で新しい何かを一緒に探し続けるものでしょう」と妻は云う。

夫が依頼した探偵 クリストホル(トポル)は、風変わりなギリシャ人だった。白いコートに白い帽子。白い鞄にマカロンやヨーグルトを入れ、いつもむしゃむしゃ食べている。

Odoru1301103 尾行するのが仕事なのに、妻の丸見えの場所でずっとストーカーのようについて歩く。ついには、彼女に微笑みかけ、毎日毎日何も言わずに彼女の後ろをついて行く(一応それが仕事だからね・笑)。妻もだんだん彼のことが気になり、二人は言葉を交わさないまま、毎日色んなところを歩くようになる。そして、二人はお互い理解しあってるかに思えるようになっていく…。

妻は孤独を感じ、存在を否定され、自分が透明になったと思っていた。「自分は孤独だ」と信号を発していた。探偵も、じつは本当に孤独だった。だからその信号にすぐに気づいた。

妻と探偵は、別々の席に座りピーター・カッシング主演の恐怖映画二本立を観る。公園でピーターパンの銅像を別の場所で眺める。美術館で好きな絵を指差しながら歩く。彼の手招きで、彼女は恐怖映画じゃなく『ロミオとジュリエット』を観て、ロンドンにある食べ物の名前のストリート巡りをする…。

妻もだんだん彼のやさしい眼差し、微笑みに癒されていく自分を感じ、毎日が楽しくなって来る。だが、そんな日々も長くは続かなかった。

言葉を交わさない彼が、じつは夫の雇った探偵だったとわかる。ショックを受けた妻は夫と探偵の前から姿を消す…。

冷えてしまった夫婦関係。プラトニックだが、お互いの孤独を癒せる相手がいるという新たな関係。ラスト、妻はどちらをとるのか?は観てからのお楽しみだが、夫である男の中には、自分がいかに果報者かということを感じてない輩が多いと思う。

結婚まで行くというのは、やっぱ、「愛してる」からで、それは「契約」ではない。夫は妻とイコールイーブンとしても権利を主張してはいけない。支配するのもおかしい。愛を注げばいいのである。「愛してくれる」妻を大事に思って、行動すればいいのだが、そのことをわかってない

たとえ一流のビジネスマンで、年収も多いハイソなセレブだとしても、そのことをわかってなければ夫という前に、人間としてどうかと思う。そのことを教えてくれる。

この素晴らしい脚本を書いたのは、後に『アマデウス』('84)という大傑作をモノにするピーター・シェーファー。監督は名作『第三の男』('49)を撮った名匠キャロル・リード(この作品が遺作である)。音楽は 「007」のジョン・バリー。「フォーロ♪フォーロ♪」で始まる主題歌は、その昔、NHK・FMの関光男の映画音楽の番組でよくかかってた。

原題は”Follow Me!”だとばかり思ってたが、タイトルバックで、"The Public Eye"(私立探偵)となっていた。アメリカでの題名がこれだったのだと。

周防正行監督の傑作『Shall we ダンス?』で、柄本明扮する探偵の事務所に、この『フォロー・ミー』のポスターが飾ってあって、ニヤリとしたのを思い出す。

主役の三人が美男・美女じゃないのがイイ(笑)。夫を演じるマイケル・ジェイストンはこれ以外では見たことない。探偵のトポルは映画『屋根の上のバイオリン弾き』('71)の主役テヴィエだ。ミア・ファローは、『ローズマリーの赤ちゃん』('68)が怖くって、ぼくはちょっとトラウマになってたのだが、この映画の彼女はかわいい。

日本では、結婚した男が「釣った魚にエサはやらない」なんて云ってイバってるが、同時に「釣りのがした獲物は大きい」という言葉もあることを覚えておいた方がいいだろう。

夫だけではなく、奥さんも見て色々自分で考えることが出来る映画と思う。夫婦再生のきっかけになると思うが、ソフト化されてないのが凄く残念であります。

見終わった後、マカロンが食べたくなるね。なかったら、最中(モナカ)で我慢だな、なんて(笑)

Follow Me!
The Public Eye (1972)

Directed by Carol Reed

13-Jan-10-Wed by nobu

2010-01-12

『シャーロック・ホームズ』 Sherlock Holmes ガイ・リッチー

ガイ・リッチー監督の新作映画『シャーロック・ホームズ』"Sherlock Holmes"が香港でも2009年12月24日から公開になったので行く。

Odoru0901102 ロバート・ダウニー・Jrがホームズを、ジュード・ロウがワトソンを演じるエンタテインメント大作ということで期待して行って来た。

本作はコナン・ドイルの原作を映画化したものではなく、それにインスパイアされたコミックを映画化したもののようだ。

ま、そういった意味では新しいタイプのホームズものと云えよう。

ストーリーも、ホームズとワトソンが新たな事件に取り組むところから始まるのだが、黒魔術やブードゥー教を思わせる宗教がらみの犯罪から、大きな陰謀へと話が進んで行き、なんか007を見てるような感じがしたよ。

アクション・シーンも結構あり、楽しめる作りになっている。特筆すべきは、1890年代のロンドンを再現していること。先日、当地香港の100年前を再現した映画『十月圍城』を観たが、それとは比べ物にならないほど見応えのする絵作りになっている(CGだが)。ロンドン・ブリッジなんて、まだ建造中なんだからね(笑)

コミックが原作とはいえ、シャーロック・ホームズはコナン・ドイルのものと何ら変わらない。ベーカー・ストリートにワトソン医師と住み、抜群の記憶力を基に推理をし謎を解いて行く。パイプを好み、バイオリンを弾き、ボクシングやステッキ術が強く、女嫌いである。化学実験を好み、退屈になると拳銃で壁を撃ったりする。

ぼくは「シャーロキアン」ではないので、詳しくは知らないが、ホームズに関してこの程度の知識を持ってこの映画を観ると、余計に楽しめるのではないかと思う。

今回の敵役はマーク・ストロング扮するブラックウッド候なのだが、中国語の字幕では、「黒木」(Blackwood)となってたので、可笑しかった。これから黒木さんのことをブラックウッドさんと呼ぼうか、などと映画を観ながら思ったのだった(笑)

主役のホームズを演じるロバート・ダウニー・Jrは、本作の演技でゴールデン・グローブ主演男優賞(コメディ・ミュージカル部門)にノミネートされている。かつてはメソッド演技法にはまってた彼だが、今や『アイアンマン』『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』それに本作とコミカルな演技も板についてきたね。ま、チャップリンを演じた『チャーリー』で注目されたので、原点帰りとでも云おうか(笑)

かっこよさで云えば、ワトソンを演じるジュード・ロウの方が上だろう。英国人だしね。
ダウニー・Jrは、「ホームズとワトソンは同性愛の関係かも」と(冗談のつもり?で)云ったことが真面目に報道されているやに聞く。

音楽はハンス・ジマーで、今回もスコットランド辺りの楽器を使い印象的なメロディを聞かせてくれる。『ダークナイト』なんかでもそう感じたが、今や彼はジョン・ウィリアムス級の映画音楽家になりつつあるな。

ガイ・リッチー監督は、マドンナの元夫と云った方がわかりが早いかも知れないが、今回超大作をうまくまとめていると思う。が、ちょっと前半見せ場が少なく退屈したのも事実。アメリカでは大ヒットしたようなので、続編の話も出てるという。

マドンナは、元々夫のショーン・ペンもオスカー俳優になったし、ガイ・リッチーも大ヒット作を作ったし、彼女と別れたら男は出世するね(笑)”別れあげまん”だな(爆)

日本では2010年3月12日より公開。

Sherlock Holmes (2009)

Directed by Guy Ritchie
129mins

12-Jan-10-Tue

2010-01-10

祝 『(500)日のサマー』 公開!

500 Days of Summer - Movie Poster - 27 x 40

去年ぼくが観た中でも屈指のラブコメの一本、映画『(500)日のサマー』 "(500) days of Summer" が日本でも2010年1月9日より公開となった。

その映画のオフィシャルサイト内にあるファンブログの中に、ぼくがココで書いた文章も載せてくれている。(by nobuyasuの文です)

http://blog.foxjapan.com/movies/500daysofsummer/fan/

ホントにおすすめの映画なので、ヒットすればいいなと思います。サマーの元カレのピューマのあそこくらいデカいヒットを祈ってます(笑)

「(500日)のサマー」オフィシャルサイト
http://movies.foxjapan.com/500daysofsummer/

10-Jan-10-Sun by nobu

2010-01-08

TIME誌選出2000年代の映画ベストテン

2010年となり、2000年からの10年間(Decade 2000-2009)の総括として、TIME誌は過去10年の映画ベストテンを選出した。http://www.time.com/time/specials/packages/article/0,28804,1949837_1949237,00.html

結果は以下の通り。

ウォーリー ブルーレイ・プラス・DVD セット (Blu-ray Disc+DVD)

1位 『WALL・E/ウォーリー』 WALL-E (2008)

2位 『ロード・オブ・ザ・リング 3部作』 The Load of the Rings trilogy (2001-03)

3位 『トーク・トゥ・ハー』 Talk to Her (2002)

4位 『スラムドッグ・ミリオネア』 Slumdog Millionaire (2008)

5位 『グリーン・デスティニー』 Crouching Tiger, Hidden Dragon (2000)

6位 『ムーラン・ルージュ』 Moulin Rouge! (2001)

7位 『ハート・ロッカー』 The Hurt Locker (2009)

8位 『ホワイト・ダイアモンド』 White Diamond (2005)

9位 『華氏911』 Fahrenheit 9/11 (2004)

10位 『アバター』 Avatar (2009)

1位がピクサー・アニメというのが、この10年の映画界を象徴しているように思う。4位、5位とアジア勢の映画が入るのは、時代の流れか。7位の『ハート・ロッカー』は今年のオスカー狙いのイラク戦争を描いた力作。8位の『ホワイト・ダイアモンド』はヴェルナー・ヘルツォーク監督のドキュメンタリー。気球でギアナの上空を旅する男を追ったもの。9位もドキュメンタリーだが、ブッシュ政権時に公開したのがミソ。後に『チャップリンの独裁者』のような評価を受けるんだろうか?10位の『アバター』もある意味イラク戦争批判とも受け取れるので、TIME誌の評論家たちは、この10年という時代が生んだ落し子とも云うべき映画を選んだのかいな?と思ってるのでアール。

『ダークナイト』も、『グラン・トリノ』も、『キル・ビル』も(笑)入ってない。やっぱアメリカのインテリ好みの選出って感じやなぁ(笑)。

TIME's critics pick their favorites from a bountiful decade in the movies.

07-Jan-10-Thu by nobu

2010-01-06

『続 サラリーマン忠臣蔵』 TV東京 大晦日シネマスペシャル

サラリーマン忠臣蔵 正・続篇 [DVD]

2009年12月31日 午後3時からテレビ東京で放送された "森繁久彌さんありがとう!大晦日シネマスペシャル"映画『続 サラリーマン忠臣蔵』をロケフリから録画し、正月にゆっくり鑑賞した。

森繁久彌さん追悼として、司葉子、神津善行、いしだあゆみの三氏が森繁さんの思い出を語り映画は始まった。新聞のラテ欄には「森繁喜劇の最高傑作」と書いてある。

いやぁ面白かった。久しぶりに日本の「昭和ワールド」を見た感じ。1961年(昭和36年)公開の本作は、高度経済成長期の日本のサラリーマンの元気さを活写しているのだ。

東宝映画には昭和の時代、いろんなシリーズものがあった。社長シリーズ、駅前シリーズ、若大将や怪獣映画など。

当時ゴジラなどの怪獣ものや、おにーさん世代の「若大将シリーズ」などは馴染みがあったが、「社長シリーズ」は、ぼくにとってはおとーさん世代の映画だったので、リアルタイムでは(当然ながら)観ていない。

その後テレビ放送などで見るにつけ、その面白さが(年を重ねるにつれ)段々わかってきたって感じかな。「社長シリーズ」は、森繁久彌扮する社長が、毎夜銀座のクラブへ(接待費で!)入り浸り、鼻の下をのばしてママに近づくがいつもフラれるというパターンが、まるで我が身を見てるようで(←うそ)、本当に笑えるのだ。

今のデフレのご時世、大会社も接待費は削られてるので、もうこんな映画の設定は出来るわけもない。昔は、会社、小料理屋、クラブがワンセットで一日のスケジュールを組んでるような社長も多かったので、このシリーズの森繁久彌が大いにウケたのもわかる。

で、この『続 サラリーマン忠臣蔵』だが、「東宝サラリーマン映画100本記念作品」ということで製作されただけあり、池辺良や三船敏郎といった大物も出演するオールスター感謝祭のような映画になっている。

「社長シリーズ」はその殆どが正・続編になっており、この映画も冒頭に森繁のナレーションで前編のダイジェストが流れる。

忠臣蔵のプロットを現代に置き換えた本作。アメリカ経済使節団の接待時の贈り物のことで、赤穂産業社長浅野卓也(池辺良)が、吉良剛之介(東野英治郎)と論争になり、やがて罵倒される。こらえかねた浅野は吉良を松のロビーで殴り謹慎を命じられるが、失意のまま自動車事故でこの世を去る。赤穂産業の次期社長に就任した吉良だが、ヨーロッパから帰国した大石良雄専務(森繁久彌)は、浅野社長の仇を打つべく、小野寺十三郎(加藤大介)、寺岡平太郎(小林桂樹)はじめ47名の同士と共に新会社大石商事を立ち上げ、赤穂産業吉良社長の追い落としをはかる。

夜討ち朝駆けで取引先の社長とのアポをとろうとする社員。会社のために私財を投げ打つ社長。終身雇用が当たり前だった時代には、会社が「家」そのもので、社員は「家族」だった。

資源の乏しい日本にある唯一の「資源」は人間、つまりマンパワーである。優秀な人間が集い、一つの目的に向かって邁進する。昭和30年代は時代そのものが上げ潮だったが、そんな「家族」のような集団がいたからこそ、日本はこれだけ経済大国になったのだと思う。

いい時代だった、と懐かしむのではなく、温故知新"古きをたずね新しきを知る"という考えで、昔の日本経済が元気だった頃の方法論の中に学ぶべきことがあり、そこに景気浮揚のヒントが隠されてるんじゃないかな、などと考えてしまったのである。

なんて、こんなおもろい喜劇を見て書くコメントじゃねーよな(笑)

ともかく全盛期の軽快な森繁久彌さんが最高の喜劇。DVDは正・続編一緒になってるとのこと。

続 サラリーマン忠臣蔵 (1961)

監督:杉江敏男

06-Jan-10-Wed by nobu

B00074C610 サラリーマン忠臣蔵 正・続篇 [DVD]
東宝ビデオ  2005-02-25

by G-Tools

2010-01-04

My Funny Best 5 2009 Movies/DVDs

冬休みでシンガポールの高校へ行ってる息子が帰って来てて、お正月にお寿司が食べたいというので連れて行った。銅鑼湾(Causeway Bay)にあるその寿司屋の大将と話してたら、今香港にロケで桃井かおりさんが来ているのだと。先日そこへ寿司を食べに来たそうだ。この寿司屋には、トニー・レオン(梁 朝偉)も時々訪れる。彼は九龍にある寿司屋にもよく行くと聞いたから、ホントにお寿司が好きなんだろうな。

そんな話をしながら大将と一緒に飲んだら飲み過ぎて、二日酔いになっちゃった(笑)てゆーか、大晦日からお客さんがあり、それから飲みっぱなしの正月なんですけどね(←As Usual・笑)

まそんなことでブログも書けないでいましたが、皆さんあけおめでございます。
今年もドーゾよろしくです。

てなことで、恒例の(笑)ぼくの2009年映画ベスト5を書いておきます。

1位『グラン・トリノ』
2位『イングロリアス・バスターズ』
3位『ハングオーバー』
4位『アバター』
5位『カールじいさんの空飛ぶ家』

【買ってよかったDVD/Blu-ray】

1位『『トラ・トラ・トラ!』 製作40周年記念完全版』 Blu-ray
2位『セルジオ・レオーネ生誕80周年記念 夕陽コレクターズBOX(日本語吹替完声版) 』DVD
3位『オズの魔法使』 70周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション Blu-ray
4位『北北西に進路を取れ』 50周年記念スペシャル・エディション Blu-ray
5位『巴里のアメリカ人』 Blu-ray

04-Jan-10-Mon by nobu

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