第63回トニー賞授賞式 2009 Tony Awards
昨夜(2009年6月28日)NHK BSで放送されたトニー賞授賞式はとても面白かった。トニー賞史上最高額を使ったという素晴らしいオープニング・アクト(上の動画)では、エルトン・ジョンに始まり、「ウエスト・サイド・ストーリー」「ガイズ・アンド・ドールズ」の”ランブル”、ライザ・ミネリのソロまで聴けて、のっけから「お腹いっぱい」になった。
景気後退の中、それでもブロードウェイは活況を呈しているという。たぶん、世の中の暗い気分を吹き飛ばしたいという民衆の思いがあるからなのだろう。このショウの中でも、新旧の楽しいミュージカル・シーンを観ると心が躍るからね。
今年は、イギリス映画「リトル・ダンサー」('00)をミュージカル化した「ビリー・エリオット」が作品賞など主要10部門で受賞した。「リトル・ダンサー」ってのは日本での邦題で、原題は「ビリー・エリオット」"Billy Elliot"という。これは主人公の男の子の名前です。
昨日のNHK BSでの放送では、字幕は「リトル・ダンサー」で通してたが、ナレーションで説明して、「ビリー・エリオット」としたほうがよかったかもね。邦題で通すなら、「ガイズ・アンド・ドールズ」も「野郎どもと女たち」、「パル・ジョーイ」も「夜の豹」、「ウエスト・サイド・ストーリー」も「ウエスト・サイド物語」としたほうが親切だったかもね、特に年寄りの視聴者には(笑)
「リトル・ダンサー」をミュージカルにしようと云ったのは、作曲も担当したエルトン・ジョンだったのだと。映画を観れば、なんでエルトンがそんなに気に入ってるのかがわかるよ(笑)
受賞式を観てて嬉しかったのは、「パル・ジョーイ」に出演中のストッカード・チャニングの歌声が聴けたこと。この人、映画「グリース」('78)で不良女子のボスをやった人です。それからプレゼンターでレイア姫ことキャリー・フィッシャーがぶくぶくの太った身体で出てきたこと。病気のようだが、元気になってセルフ・パロディで笑いをとってた。アン・ハサウェイもキレイだったな。
リバイバル作品賞は「ヘアー」が受賞。ベトナム戦争時代の反戦メッセージを込めた作品が、イラク戦争のさなか、またヒットしているというのはこの作品に「今日性」があるからなのだろう。
「CATS」香港公演で舞台ミュージカルが大好きになった12歳の娘と一緒に観ていたのだが、「シュレック・ザ・ミュージカル」などのシーンも観て、「ブロードウェイ行きたーい!」と叫んでいた。今、香港では豚インフルエンザのため、香港政府の要請で日本人小学校が6月12日から休校になってて、このまま夏休みになってしまうかもしれないという異例の事態になっている。
「このまま休みになったら、ニューヨーク行こう!」と娘に云われ、ちょっと考えてしまう親父だった。こっちは休みじゃないので、行きたいけど行けないんだよなぁ…。けど行きたいなぁ…。「ウエスト・サイド・ストーリー」も「パル・ジョーイ」も「ガイズ・アンド・ドールズ」も「シュレック」も「ネクスト・トゥ・ノーマル」も「ビリー・エリオット」も全部観てぇー!罪作りな番組でした。
トニー賞公式HP http://www.tonyawards.com/en_US/index.html
American Theatre Wing's Tony Awards 2009
29-Jun-09-Mon
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家もなく、トレーラーハウスで生活し、疎遠となった一人娘(エヴァン・レイチェル・ウッド)ともやっと仲直りしたかと思ったら自分のダメさ加減でまた逆戻り。スーパーでの接客もキレて、肉を切らずに自分の指を切っちまう。大好きなストリップ嬢キャシディ(マリサ・トメイ)とも仲違いをして考える。「自分が戻るところはリングの上だけなんだ…」と。
香港在住のぼくは、子供の頃見たあの吹替えでどうしても欲しくて日本のAmazonへ注文したら、なんと2日後には家に届いたので驚いた!U.S.S.エンタープライズ級である(笑) 送料は1700円かかったが、東京へいた時も、秋葉原へ行くのに電車代がかかってたことを考えると海外でこの金額で受け取れるのは嬉しい。
どのエピソードも自分が子供の頃の記憶以上に面白い。これを見てから、また映画「スター・トレック」に行くと余計に楽しめるハズ。
ウォン・カーウァイ(王家衛)監督の映画「楽園の瑕 :終極版」(らくえんのきず 東邪西毒:終極版 Ashes of Time Redux)が香港でも公開になったので行く。
「終極版」で変更された主な点は、時間が90分と短くなっている(オリジナルは100分)、音楽が録り直され、ヨー・ヨー・マが演奏している、などである。
重なり合う関係の中でわかってくる心の痛み。どんな剣術の達人もツラく忘れがたい過去を背負っているのじゃよ、ということか。それを乗り越えて心身ともに強い人間・達人となったんだぜ、ともとれる、これはウォン・カーウァイ流ヒーロー伝説。昨今のハリウッドの「ビギニングもの」にある、過去のツラかった話のこれはハシリだったのかも知れないね(?)
香港でも2009年6月4日より公開になった映画「ラスト・ブラッド」"Blood The Last Vampire" へ行く。
出演は、主役の小夜に「猟奇的な彼女」の韓国女優チョン・ジヒョン。小夜の育ての親にして剣の師匠に倉田保昭。仇役のオニゲンに小雪。小夜のスクール・メイトにアリソン・ミラーといった布陣。
ストーリーもなんか幼稚な感じがして、ぼくは、スクリーンを眺めながら、小学校時代に観た「吸血鬼ゴケミドロ」('68)などの松竹怪奇特撮映画を思い出した。なんとなくテイストが似ているのだ。
我が家には2枚の「ミクロの決死圏」のDVDがある。1枚は日本版(70年代に東京12チャンネル・木曜洋画劇場でやったときの吹替え付)、そしてもう1枚は2007年発売の北米版である。
60年代当時、ちょうど小学生だったぼくは、この映画がホントに観たかったが、親につれてってもらえず(商売してて忙しかったので)、町に貼られたこの映画のポスターを学校帰りに穴があくほど眺めていたことを思い出す。
70年代にアメリカ製アニメ「ミクロ決死隊」なんてのもTVで放送されたが、これはミクロ化するというアイデアだけ借りて、出てくるのはミスフラワーだの、ミスター念力だの、わけわからん奴らで、インド人みたいなミスター念力に至っては、どんな難問も手をかざして「ネンリキ!」と太い声で言うだけで解決しちゃうという「ミクロ」とはあんま関係ねー話で、さすがのぼくも毎回見なかったのも思い出した(笑)
香港でも2009年6月4日より始まった映画「スター・トレック」"STAR TREK" へ行った。面白いという評判は聞いていたが、本当に面白い!これは傑作だった。TVの「宇宙大作戦」以来、数十年を経て、新たな "スタートレック・シリーズ" の始動である。REBOOT完了!って感じ。


川喜多かしこさん生誕100年を記念して、現在香港のフィルム・アーカイヴでは、日本映画の名作22本を上映しているので紹介しよう(2009年5月28日~7月12日)。
劇場内の舞台は、一番奥に月夜が見え、その周りは都会のゴミ置き場。中に香港ナンバーの車のプレートなんかもあり、ゴミは舞台からはみ出している。舞台下には水道管も見える。
