第66回ゴールデングローブ賞授賞式 The 66th Annual Golden Globe Awards
現地時間 2009年1月11日にロスアンジェルスで行われた第66回ゴールデングローブ賞授賞式の模様が香港でも(1月12日) Broadband TV の Star World で生中継された。
レッドカーペットを入場するスターたちにインタビューする約1時間の番組が終わり、授賞式が始まる。最初のホストはジェニファー・ロペス。助演女優賞の発表だ。
「ザ・リーダー」(原題)のケイト・ウィンスレットが受賞。興奮した面持ちで、壇上でメモを見ながら感謝の意を述べる。
次は主題歌賞。スティングがブルース・スプリングスティーンの名を読み上げる。「ザ・レスラー」の歌だ。隣のミッキー・ロークと抱き合うブルース。
アニメ賞を「WALL・E/ウォーリー」が受賞。そして主演女優賞(コメディ/ミュージカル)は「ハッピー・ゴー・ラッキー」のサリー・ホーキンスへ。壇上で感極まった彼女を同じ候補者だったエマ・トンプソンが舞台下で励ますところが映しだされる。同じ英国人として、先輩として嬉しかったのだろう。偉いぞ、エマ。
今回の授賞式は英国人も多く、「ハッピー~」の映画紹介で出てきたリッキー・ジャーヴェイスはビールを片手に「『ゴーストタウン』(原題)で、なんでぼくはノミネートされなかったんだ」と笑わせ、ケイト・ウィンスレットに向かって「君が受賞するって言ってただろう?あのホロコーストの映画で」とか言って会場を沸かせていた。
助演男優賞は「ダークナイト」のヒース・レジャー。受賞が決まった途端スタンディング・オベーションだ。ジョーカーの場面が映し出され、彼の代わりにクリストファー・ノーラン監督が受け取る。「彼の死は大きな損失だが、彼が残したものも大きい」と話す。
今年のセシル・B・デミル賞はスティーブン・スピルバーグ。プレゼンターは40年来の友人、マーティン・スコセッシ。彼の今までのフィルモグラフィーを紹介し、フェリー二など名監督とのツーショットが映し出される(黒澤明のも)。これだけ高品質の映画を作り続けた映画人は他にいない。確かにデミル賞にふさわしい。ぼくはこれを見ながら、「いつかスピルバーグ賞というのができるな」と思った。
受賞スピーチで、スピルバーグは、父に連れられ6歳で最初に観た映画がデミル監督の「地上最大のショウ」だったこと、それをマネて映画を撮ってみた事。そして自分もそうだったようにメンター(援助してくれた人)に感謝し、満場の映画仲間たちと喜びを共にした。
主演男優賞(コメディ/ミュージカル)を「In Bruges」のコレン・フェレルが受賞。
「ボラット」のサシャ・バロン・コーエンがセレブのリセッション・ネタでスベった後(笑)、作品賞(コメディ/ミュージカル)に「ヴィッキー・クリスティーナ・バルセロナ」(原題)が選ばれた。これは個人的にとても嬉しかった。ウディ・アレンの久々の傑作だからね。
主演女優賞(ドラマ)は、「リボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」で再びケイト・ウィンスレットが受賞。助演女優賞とダブル受賞である。本人が一番驚いた様子。10年来の親友であるレオナルド・ディカプリオと、夫でありこの作品の監督であるサム・メンデスに感謝の意を述べた。
主演男優賞(ドラマ)は、「ザ・レスラー」のミッキー・ロークへ。スタンディング・オベーションである。まるで会場が「おかえり」(Welcome Back!)と云った雰囲気だった。ロークは自分はもう忘れられた存在だったと語る。素敵な復活である。
作品賞(ドラマ)は「スラムドッグ$ミリオネア」とトム・クルーズが発表し、3時間に渡る式は終わった。最後は放送時間の関係で、はしょってるのがわかった(笑)
この「スラムドッグ$ミリオネア」は監督賞(ダニー・ボイル)、脚本賞、音楽賞も受賞。4冠である。インド人キャストの映画のようだが、期待できそうだな。
個人的には、ケイト・ウィンスレットへ2個あげるんなら、助演賞は「ヴィッキー~」のペネロペ・クルスにあげりゃーいいのに、と思った。ま、投票だから仕方ないんだけどね。
TV部門はよくわからないので、書かなかったが、ミニシリーズでアメリカの第2代大統領を描いた「ジョン・アダムズ」が作品賞、ポール・ジアマッティの主演や、助演賞など総なめにして、プロデューサーであるトム・ハンクスが大はしゃぎだった。
去年は授賞式が中止になったので、今年は観れて嬉しかった。キラ星のようなスターたちを眺めているだけでも楽しい。(去年の受賞者を読み上げるだけの式は冴えなかったね・笑)
スピルバーグも触れていたが昨年来の経済情勢の悪化で、映画の製作現場も大変のようだ。来年の授賞式はどんな様相になっているだろうか。
余談だが、式前夜、朝の生中継を録画セットしようとしたら、デコーダーが壊れてて映らなくなっていた。夜中の1時過ぎだったが、カストマーセンターへ電話したら、当日午前中に来て新しいデコーダーに変えてくれた。お陰で夜の再放送を楽しめた。香港はイヤなとこもあるが、こうゆうところはイイなと思う。日本みたいにマニュアルではなく臨機応変だからね。
以上、リポートおわり。
The 66th Annual Golden Globe Awards
GG Nominations and Winners
http://www.goldenglobes.org/nominations/
13-Jan-09-Tue
「ハッピー・ゴー・ラッキー」
http://nobuyasu.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/happy-go-lucky-.html
「ヴィッキー・クリスティーナ・バルセロナ」
http://nobuyasu.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/vicky-cristina-.html
「ゴーストタウン」
http://nobuyasu.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/ghost-town-c107.html
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