映画「HERO」
毎度おなじみ機内上映で観た映画の話。今、息子の高校の入学式のためにシンガポールへ来てるので、その機内(Sin Air)で観た映画「HERO」。いわずと知れたキムタク主演、フジテレビのTVシリーズの映画化である。
香港でも昨年11月末に上映され、上映前日にはTVの地上波で「HERO」スペシャルを放送していた。フジテレビがやるのとほぼ同じやり方で宣伝もしたためか、香港でもヒットしたようだ。
ま、もともとキムタクは香港でも人気があるからね。
で、映画だが、ぼくはこういうフジテレビの戦略にまんまとハマるのが嫌であんま「CX系ムービー」は観ないのだが、今回は疲れてたので邦画を観たかったのと、他に観る映画がなかったので消去法で観た。…だが、はずかしいことに、泣いちまったのだ!
今回は、木村拓哉扮する久利生公平検事が東京地検へ帰ってきて、とある傷害致死事件を任されるが、これが実は大物代議士で大臣の花岡の影がちらつく事件だった…という話。
なんで、泣いたかというと、この大物代議士をタモリが演じ、証人席でキムタク検事の尋問で「こんなくだらない裁判に呼び出されて…」と憤慨する場面でのキムタクの弁論がいいのだ。
"くだらないと云う事件の中に、被害者のどれだけ悲しいドラマがあったのか”ということを切々と話すのである。
日本には「自分はえらいと思っている」政治家が多すぎるので、ここはキムタクが本当にHEROだったよ。
キムタクは、昨年末に再放送で観たTBS「華麗なる一族」がとても良かった。「武士の一分」も頑張ってた。
(作品に恵まれているが)彼は、なんだかんだ言って今の邦画界で一番客が呼べる「スター」になったと思う。
もっと映画俳優として<往年のスターとおなじような>評価をしてあげて良いんじゃないかとちょっと思ってる。昔の名画座なら、とっくに特集上映してたろう。
脇を固める俳優陣も、松本幸四郎はじめ(松たか子との親子競演)、イ・ビョンホンまで出ている。フジテレビは、お金(チケット代)の取り方がやっぱり上手いよな。
演出も、映像もテレビの延長って感じで、点数をつけると60点でも、TVスポットとキャストの力技でヒットに持ち込む。
ま、それより何より、踊らされて映画館に足を運び、夏休みにはお台場へ出かける日本人。みんな本当にフジテレビが好きですなぁ…
「HERO」(2007)
130mins
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