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2007-06-10

『オーシャンと11人の仲間』 DVD

Oceans_11_1 『オーシャンズ13』を観たら、もう一度この『オーシャンと11人の仲間』を観たくなった。

大晦日のラスベガス。ダニー・オーシャン(フランク・シナトラ)を中心に戦争中の空軍仲間が集まり、5大ホテルの金庫から一挙に現金を盗むというお話。

シナトラを始め、ディーン・マーティン、サミー・デイビスJR、ピーター・ローフォード、ジョーイ・ビショップといった"シナトラ一家"の面々が集結したファンにはたまらない一本。

ジョージ・クルーニー版はリメイクというが、ストーリーは全く違う。ダニー・オーシャンと仲間が泥棒するというプロットを使ってるだけである。

フランク・シナトラはこの当時ザ・サンズ・ホテルとの長期契約があり、ラスベガスの外へ出ることが出来なかった。なので、ロケ地をべガスにしてこの問題を解決した。昼は映画の撮影をして、夜はラットパックと呼ばれる共演者たちとステージに立つ。
本DVDの特典映像でアンジー・ディキッソンも言ってたけど、「いつ寝てたの?」状態だったようだ。ショウがはけてからも遊んでたらしい。
その「遊んでいる状態」が映画にもいい影響を与えたらしく、出演者のセリフは仲間ならではのアドリブが飛び交い、それをそのまま使ってるところもある。
ラストシーンで映ってるザ・サンズ・ホテルの看板はその時のもの。

監督はあの名作『西部戦線異状なし』('30)を撮ったルイス・マイルストン。戦争批判の『西部〜』とカラーが全く違うので、その変わりように戸惑うが、この映画のラストのオチ、これはマイルストン監督のアイデアだったそうだ。

ひさしぶりに見たら、前半はちょっとテンポが遅い印象だった。時代は残酷なもので、この映画の粋で洒落た部分も、少し古くさいものに感じる。しかし、この映画が人々の心に残すものは、ラットパックが集結してあの時代に撮ったという事実。見終わったときに残る「徹夜で酒を飲んだ朝」みたいな少し疲れた感じだろう。

時代は変わっている。シナトラの歌声は永遠だが、その時代は去った。昨夜当地香港のテレビATV でやったマイケル・ブーブレのライヴで、「マック・ザ・ナイフ」を軽快に唄ってる彼を見て改めてそう思った。

Ocean's Eleven (1960)

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